表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第二部 ダンジョン
45/143

20話 ジェネラル

 光が収まると


 大剣を掲げたゴブリン・ジェネラルが叫んだ



「ギャ!ギャギャ!」



 振り下ろされた大剣と共にゴブリン・ナイトが押し寄せる


 その数およそ18体・・・



「くそっ!ロードはハクとコクを連れて退却!」



 叫んだカナメにロードが



「主様は?」



「殿を務める! 適当なとこで逃げるから心配するな!」



 悔しそうに目を瞑りロードが駆けだす



「必ずですぞ!」



「なっ! ちょっとロード! 止まりなさいよ!」



 ロードの背中で叫ぶハクオウの肩へコクテイが手を乗せ



「ハクッ! 誰のせいでこうなったのか分かっている?」



 いつになく真剣な表情でハクオウを見つめるコクテイの顔にハクオウは



「な・・・え?・・・」



 言葉に詰まる



「しっかり捕まっててください! 親父に! 助けを呼ばないとっ!」



 背中にギュッとしがみ付くのを感じたロードが速度を上げた。


 見送ったカナメは


 囲まれない様に位置取りしながらゴブリン・ナイトを切り捨てる


 カナメの持つ刀が光に包まれていた・・・


 【魔刃】魔力を纏った刀で1刀のもと切り捨て


 攻撃を躱し


 躱しざまに切り捨てる・・・


 あたかも舞を踊るように滑らかに繰り返される斬撃により


 ゴブリン・ナイト達は1体・・・また1体とその数を減らしていった。


 最後の1体を切り捨てた瞬間


 カナメの頭から下へと続く赤い軌跡が瞳に映る


 咄嗟に刀を振り上げ


 ガギィィン!!


 と鳴り響き


 刀が砕け散る・・・


 更に迫りくる大剣を横に飛び回避した。


 カナメは体制を整え振り向くと



「ギャ♪ギャ♪ギャ♪」



 と笑うゴブリン・ジェネラルが居た



(このままでは不味いな・・・何とかしないと・・・)



 そう思いいたり無属性魔術を使おうとして



(そうだ! だができるのか? いや、さっきは【魔刃】が使えたんだ。やってみるさ!)



 カナメは刀を腰から抜き放つような仕草をしながら



「魔力よ! わが手に集いて、鋭き(やいば)となれ!」



 ゴブリン・ジェネラルは構わず


 大剣を振りかぶり


 飛び上がると


 勢いそのままカナメへと振り下ろす


 カナメが演唱を終え右手を振るう


 【魔力操作】と【魔力強化】のたまものか


 その手には刀の形をした光り輝く魔力で出来た武器


 【魔力刀】が握られていた


 そのまま振り上げられたカナメの刀は


 振り下ろされる大剣ごとゴブリン・ジェネラルを切り捨てた



「ガギャ?・・・グギャァァァ!!!」



 その叫びを最後に切られた所から斜めにずり落ち


 息を引き取った・・・



「ふぅ~ぶっつけ本番だったけどうまく行って良かったよ・・・」



 するとこちらへ物凄い速さで駆けてくる大きな白い狼カイザーの姿があった・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ