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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第二部 ダンジョン
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18.5話

 聖都にたどり着いたレミエル達は真っ先に城へと上がった。


 状況を確認すると


 先に早馬で伝令が届いており、昨夜のうちに西の隠れ里へと軍を派遣していた。


 陣容はマコトの勇者パーティー6


 騎士3、宮廷魔術師3、計6×2


 兵士長1、兵士5、計6×5


 総数48の部隊である。



「お爺様!」



 謁見の間へと駆けこむレミエルに


 ドミニオンは驚きつつも笑顔を作り



「おお、レミよ。よくぞ無事帰還した。」



 そこへ伝令の兵士が駆け込んできて



「申し上げます。」



「何だ!」



 ドミニオンが聞き返すと



「ハッ! 西の隠れ里はまだ健在! 敵はオーク! その数200はくだらないかと!」



 するとサイラスが声を上げる



「それはダンジョンの外でと言う事だな?」



「はっはい! ダンジョンの外であります。」



 それを聞いたサイラスが聖王ドミニオンを見据え



「お聞きの通りダンジョンの外に200以上、中にはその倍は居ると考えてよろしいかと。さすれば少なくともその数600以上となります。」



 更にサイラスに続くようにリーリスが



「恐らくではありますが西の砦のダンジョンに同数のゴブリンが居るのではと思われます。」



 その言葉に謁見の間に居る貴族たちは顔を青くした。


 ドミニオンは貴族たちを睨み付け



「狼狽えるでない! 迎撃の準備をしろ!」



 そしてサイラスを見据え



「サイラス、リーリス両名は騎士団、並びに魔術師団を招集! 迎撃態勢を至急整えさせよ!」



「「ハッ!」」



 両名が謁見の間を後にする。


 ドミニオンは続いてツトムを見据え



「済まぬがツトム殿協力してもらいたい。」



「ええ、このままでは自分たちも危ない状況。協力いたしましょう。」



 とツトムが答えるとドミニオンは満足そうに頷き


 再び貴族たちを睨み付け



「何をしている! お主たちも戦うのだぞ! 支度をせぬか!」



「ひっ!」



 と悲鳴を上げながら貴族たちは謁見の間を後にする・・・


 向かう先は戦いの準備ではなく逃げ出すために・・・


 これにより本来であれば同数規模の軍を編成するのであるが半数の600が集まるのみとなる。


 すぐにサイラスは騎士団、兵士団を連れ丁度、隠れ里、西の砦、聖都その合流地点の小高い丘に陣を張りだす。


 そこへリーリス率いる魔術師団と兵士団が物資を運び入れ大急ぎで迎撃態勢を整えていく。


 そして聖王ドミニオン自らも近衛騎士団を率い合流した。


 聖都の守りに200の兵士を残しここに築かれた砦に400の兵が終結している。


 その中にコウとハルカは協力してある物を作っていた。

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