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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第二部 ダンジョン
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18話 新たな契約

 プティラードの住処で一晩休んだカナメは朝日と共に部屋を出ると


 鎧と兜を身に着けたプティラードとハクオウとコクテイが戯れていた。


 ハクオウがカナメに気が付き



「カナメおはよう!」



「ハクおはよう。コクもおはよう。そちらのプティラードもおはよう。」



「あっカナメおはようございます。」



 カナメが挨拶を返し、コクテイもカナメの声で気が付き挨拶する。


 ただ鎧を着たプティラードは首を背けた。



「ほら、ロードもカナメに挨拶して!」



 ハクオウがそう言うと渋々と言った感じで



「ガウッ・・・」



 と頭を下げた。


 すると横からスミスが顔を出し



「おっ起きなすったか少年。コイは息子のロードちゅう奴や!よろしゅうしたってや~」



「ガウッ!バウッ!」



 ロードが何か叫ぶとスミスは



「何言うてるんワレ!そげんこと言うでなか!これから一緒に旅するんやから!」



「ガガウッ!」



 すると今度はハクオウが怒りだし



「ロード!カナメは強いわよ!疑うんだったら自分で試してみればいいわ!」



「バウッ!」



 まるで「そうする!」と言わんばかりにカナメの周囲を駆けまわり


 カナメへ突撃すると


 カナメはいなすように手で受け流し


 勢いよく投げ飛ばした。



「ガゥ~(馬鹿な~)」



 と首を振り


 またカナメの周りを駆け


 カナメへ向けて突撃する・・・そして投げられる・・・


 3回ほど繰り返すと



「ガゥッ!(強いじゃね~か!)」



 そう言ってカナメに近づいて来た。


 カナメがどうしたらいいのか困惑しているとコクテイが



「契約したいんで血が欲しいんだと思います。」



「ガゥッ!(その通り!)」



 と鳴き首を縦に振る。



「じゃあちょっと失礼して・・・」



 カナメはロードの牙に指を軽く差し血を垂らす・・・


 ロードがその血をなめると


 ロードが光り輝く・・・


 光が収まるとロードが



「これからよろしく主様。」



 契約したことによりロードは【言語理解】のスキルを得て喋ることが出来るようになった。


 それから朝食を終え神狼夫妻の所へと赴くと


 明日5階層奪還に動き出すと伝えられた。


 カナメたちも参加を申し出たがまだまだ実力不足と言われ断られるとハクオウが



「明日までにその実力ってのをつけて見せるわよ!カナメ!コク!ロード!行きますわよ。」



 そう言って神狼夫妻の前から離れていくと



「ハク~待ってよ~」



 とコクテイはハクオウを追い



「お二方だけでは危ないですぞ!」



 とロードも後に続いた。


 カナメは神狼夫妻を見据え



「そう言う事みたいなので行って来ます。」



 カナメが駆けでそうとするとカイザーが声を掛ける



「カナメよ、あの子達を頼む。それとスミスにヌシの装備を用意させておる。使うとよい。」



「カナメはん、こっちや!」



 カナメはスミスが呼ぶ方へ駆けていく・・・

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