16話 3階層
5体のゴブリンを倒し3階層へと足を踏み入れたカナメたち
先ほどの戦闘でカナメは種族レベルが上がり【魔力強化】のスキルをレベル2まで上げた
ハクオウやコクテイたちもレベルが上がり、更に才能の違いからか2匹は【索敵】のスキルレベルが上がっていた。
「カナメ、僕たちはそれぞれ見ることでスキルを見極めて習得することが出来るのです。僕が武術系、ハクが魔術系といった具合に・・・」
すると反対側の肩からハクオウが
「だからカナメ!魔術を使いなさい!」
「・・・使いなさいって言われても俺は無属性魔術しか使えないよ?」
「ん~具体的な魔術でなくともいいかと思います。属性系の技とかでも・・・」
「ギャギャ!」
目の前に現れたゴブリン・ファイターへカナメは流れるような動きで刀に水を纏わせ切り裂く
「こんな感じかな?」
するとハクオウが興奮気味に
「そう!それよ!」
「じゃあ、色々なスキルや技、魔術を使いながら進むね。」
「「お願いします(わ)。」」
左右から同時に了承の声が上がる
「3階層はチャージボア、ファングウルフ、バトルホースだったけ?」
「はい。その3体です。仲間にするならバトルホースがお勧めですよ。」
コクテイからそう告げられると反対のハクオウが口を挟む
「何言ってんのよコク!3階層より、4階層にいる魔物の方がいいわよ。戦闘ならバトルウルフ、乗り物としてならプティラード!」
「そうだけど・・・戦力を考えるとこの階層で・・・」
「それなら近くのファングウルフに手伝ってもらえばいいのですわ!」
そう言ってハクオウが遠吠えを上げると3体のファングウルフが走り込んできた。
「私たちの護衛よろしく!」
ハクオウがそう言い放つと
「ワンッ!」
と鳴き首を縦に振るう
彼らにはカナメが戦っている間ハクオウとコクテイをお願いして
カナメはゴブリンに集中した。
この階層のゴブリンは集団行動をする者たちが多く
コマンダー1対にファイターが2体、残りはアーチャー2体だったり、ヒーラーとメイジが組んでいたりとだいたい5体で行動していた。
カナメは矢や魔術が後方へと行かない様に工夫して戦い天昇流の剣舞を使えるものは使い見せていた。
「到ちゃ~くっ!」
ハクオウが声を上げ4階層の前で声を上げると
「バウッ!」
とファングウルフが声を上げるとコクテイが
「そうですか、ここまでですか・・・いえ、ありがとうございます。」
「ご苦労様!」
ハクオウも声を掛けるとカナメも
「ここまで有難う。」
「バウッ!」
「気にするなってさ!カナメ4階層へ出ぱ~つ!」
ファングウルフに見送られカナメたちは階段を降りるのであった。




