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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第二部 ダンジョン
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15話 下層へ

Happy new year

明けましておめでとう御座います。

本年もよろしくお願いします。

 干し肉を与え2匹が落ち着いた後詳しく敬意を聞くと


 ツカサ達が訪れた際にリンクスも訪れ


 無理やり側近のバトルウルフを倒し


 神狼の寝所へづかづかと入って来て



「俺と契約しろ!」



 と不躾に言い放ち睨み付けたそうだ・・・


 その後、神狼カイザーに威圧され断られると


 慌てて逃げ出したとか・・・


 それで終わりかと思った矢先に


 リンクスがその本性を現し襲われたようだ。


 ハクオウとコクテイは秘密の抜け穴から両親が必死に逃がし


 彷徨い、暖かな魔力に導かれカナメの下を訪れたのだと言うと


 2匹の子狼は涙を流し塞ぎ込んだ。


 カナメは2匹の頭を優しくなでながら



「じゃあ、5階層まで行くとしますか。」



 2匹はカナメを見つめ



「良いのですか?」



 カナメが頷くと



「もっもう気が変わったといっても遅いですわ。」



「じゃあ行こう。」



 カナメは普通に立ち上がれることに驚くとハクオウが



「きっ傷なら治して差し上げましたわ。」



 カナメが不思議そうに思っているとコクテイが



「契約の影響で身体能力が上がっているからかと思います。」



「ああ、言われてみればステータスが若干上がっているね。」



 カナメが建物から出ると2匹はそれぞれカナメの肩に乗り



「さぁ出発ですわ!」



「すいません。まだ身体が小さいのでダンジョンを歩くのはちょっと大変なんです。」



「構わないよ。」



 そう言ってカナメは辺りを見渡す



「どうかなさったのですか?」



 コクテイがカナメの顔を覗き込み聞いてくる



「ああ、ニャコ様にお礼を言いたかったのと、出かけることを伝えようかなと思ったんだけど・・・」



 するとハクオウが周囲を見渡し1匹のクローキャットを呼び止め



「そこの貴女、カナメは下層まで私たちと共に出かけたと伝えてくださいまし。」



 するとクローキャットは



「にゃぁ~!」



 と返事が返って来る



「じゃあ頼んだわよ。さっカナメ行きましょ。」



「伝言お願いね。」



 カナメが先ほどのクローキャットへ頭を下げるとまた



「にゃぁ~!」



 と返事が返って来た。



「分かりましたと言っています。」



「それじゃあ行きますか。」



 カナメは居住地を後にして下層への階段を目指し歩き出す。



 すると階段前にゴブリン5体の集団が居た。



「さあカナメちゃちゃと片付けておしまい!」



 ハクオウは前足でゴブリンを指し偉そうに指示を出す



「ハク~カナメさまに対して無礼ですよ。」



 反対の肩からコクテイが注意をすると


 笑いながらカナメが



「構わないよ。主従関係ではなく、友達としての付き合いでいいから。」



「ほら、カナメもこう言ってるんだからいいのよ!」



「はいはい、じゃあ僕もカナメでいいかな?」



「ああ、片付けて来るからここで待ってて。」



 カナメがそう言うと2匹はカナメの肩から降り、草陰へと隠れるのであった。

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