12話 カナメの過去
カナメは夢を見ていた
忘れられない過去の
現実で起きた出来事を・・・
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10年前
中東の紛争地帯近くの村に
カナメは両親と供に居た
カナメの両親は医者で世界各地を飛び回り活躍していた・・・
そこへ紛争で旗色の悪くなった国が何の関係もないカナメたちの居る村を
突如攻撃を開始した。
後に分かったことだが医薬品などを求め奪う予定が
負け続きで苛立っていた兵士たちが面白半分に攻撃を開始したのである
そんな砲火飛び交う中カナメは両親に抱きしめられていた・・・
次第に冷たくなる両親の身体に・・・
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数日後
奇跡的に助かったカナメの瞳には生気は無く
言葉すら喋らない子供となっていた・・・
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「・・・というわけなのよ。」
ミコトが両親から聞いた話をクローキャットの居住地の一室で語って聞かせていた。
「カナメさまにそんなことが・・・」
「だからにゃのか、坊主が必死にあたしらを守ろうとしたのは・・・」
ニャコは撫でるようにカナメの頭をさわる。
「何でもっと早く言わね~んだよ。」
ノボルがミコトを睨み付ける
「しょうがないじゃない。私だって両親に聞くまで知らなかったんだし、本人が語るまで黙っている様にって言われてたんだから!」
ミコトが泣きそうになりノボルは
「あっいや・・・その・・・ごめん。」
謝るしかできない中
ノーマが口を開く
「カナメ殿のことはニャコ様に任せ、儂らは至急聖都へ戻らねばならぬ。」
「そうですね。まさかリンクス様が悪魔族で・・・お父様とお母様の敵だったなんて・・・」
レミエルは眉間にしわを寄せ唇を噛みしめる。
「あやつは化け物にゃ。多分【覚醒】しているのにゃ。」
ニャコの言葉にノーマが顔を歪め
「最低でもレベル50ですか・・・結界内では力が抑えられているとはいえ勝てるかどうか・・・」
すると今度はワンが口を開く
「案ずることはない。奴はこの大陸を離れたようだ。」
「離れたじゃと?」
ノーマが聞き返す
「うむ、匂いが北の港から薄まっている。」
「するとこの国での暗躍が終わったのか、別の案件が発生したため移動したのかですね。」
寝ていたカナメが頭を起こし口を開く
「カナメ君大丈夫? 無理していない?」
レイカが駆け寄る
「大丈夫・・・と言いたいとこだけど・・・」
カナメは腕などを動かし確認すると
激しい筋肉痛のような感覚に見舞われていた
「あははは、ちょっと無理みたい・・・」




