10話 コマンダー
カナメは咄嗟に駆け出し
「先に行く!」
「ちょっカナメ?」
あっけにとられたノボルにノーマが
「我々も行った方がよろしいかと。」
その言葉にレイカとレミエルが互いを見て頷き駆けだす。
その後をノーマが追いかける
ノボルからナイフを奪い取りミコトが
「ほら、私たちも行くわよ。」
ミコトが駆けだすと
「まっ待って、置いてくなぁぁ!!」
ノボルも駆けだす。
・・・・・・・・・・・・・・・
駆けつけた先でカナメが見た光景は
子猫を守りながら、その身でゴブリンたちの攻撃に耐え血を流すクローキャットのs型があった。
カナメは駆け出し密集するゴブリン・ファイターの群れへと風が吹き抜けるように刀を抜き放ち駆け抜けた・・・
カナメが駆け抜けた瞬間
ゴブリン・ファイター達はカナメを認識するが体が動かない・・・
「ギャ?」
次第に視界が下がり地面へと転がる・・・
駆け抜ける間にカナメはゴブリン・ファイターに気づかれることなく切り裂いていた。
「ギャギャ!ガギャッ!」
大きな声で叫ぶゴブリン・ファイターより一回り大きなゴブリンがカナメの前へと出てきた。
こいつは俺に任せろとでもいったのか
ゴブリン・ファイター達はカナメを迂回するかのごとく走り出す。
「槍となりて敵を貫かん【マジックランス】」
「水よ氷りて敵を貫かん【アイスジャべリン】」
カナメの右側を走るゴブリン・ファイター達へ不可視の槍が
左側を走るゴブリン・ファイター達へ氷の槍が飛来する
「「グギャギャァァ」」
先頭を走るゴブリン・ファイターへそれぞれ命中して更に無数の矢が左右へと降りそそぐ
「「ギャァァ!グギャァァァ!!!」」
と悲鳴にも似た鳴き声で転げまわるゴブリンたちを後目にカナメは目の前のゴブリンを見据えると
【名前】ゴブリン・コマンダー
【Lv】8
【年齢】3
【性別】男
【HP】129
【MP】45
【筋力】31
【体力】31
【素早さ】40
【知力】8
【精神力】8
【器用さ】12
【魔力】8
【運】22
【物攻】42
【物防】24
【魔攻】8
【魔防】8
【スキルポイント】7
【努力スキル】武術の心得Lv.4、狩人の心得Lv.3
【スキル】剣術Lv.2、索敵Lv.2
【派生スキル】
【ユニークスキル】
【称号・加護・才能】
【職種】戦士Lv.4
と浮かび上がる
(一気に強さが上がったな・・・でも。)
カナメは駆ける鋭く激しい舞は炎を刀に纏いゴブリン・コマンダーを切り裂いた。
切り口から燃え上がり焼き尽くす・・・
リーダーがやられたことで逃げ出すゴブリンたちを背後からファングドックの群れが襲う




