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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第二部 ダンジョン
32/143

08.5話

 俺は丑山 晃・・・おっと、今はコウ・ウシヤマだ。


 俺は密かにある物を作っている


 それは【銃】だ


 あっちの世界でもエアガンや銃のプラモデルなんかを作ったりしていた。


 【鍛冶】のスキルを習得したのも本物の銃を作って見たかったんだが・・・


 この世界の火薬は高い・・・まぁ安い奴もあるんだが粗悪品だ


 だから代用として魔石を用いることにした・・・


 だが、鉄で作った銃は魔石の威力に耐えられずに破裂した・・・


 あの時は手に大怪我を負ったのだがリーリスさんの回復魔術で元通りとなった。


 理由を問われたが正直にいうわけにもいかず【鍛冶】の練習で色んなものを作っている最中に誤って暴走させてしまったと説明して何とかごまかした。


 そして今回レベルが4になったことで得た【スキルポイント】を使い【鍛冶】レベルを2に上げた。


 これで【鋼】を扱える・・・



「できた・・・」



 コウの手元にはリボルバータイプの銃・・・名付けて


 【リボルバーK(コウ)1】

 【物攻】+60

 【素早さ】-1

 【備考】発射時にMPを1消費する



「いい出来だ・・・しかし銃弾が6発か・・・どうにかならないかな・・・」



「それなら魔法を応用すれば?」



「そうか!そうすれば・・・」



 後ろから声を掛けられていることに気が付き振り向くとそこにはハルカが覗き込んでいた。



「わっ!驚かすなよ。」



 俺が驚くとハルカも「きゃっ」と可愛らしく悲鳴を上げた



「悪い。それでどうすればいいんだ?」



 俺は自分でも顔が熱くなっているのが分かったが


 それを隠すように話をする。



「あっはい、ここの術式を無属性魔術の【マジックアロー】の術式に変え・・・いえ、こっちにアレンジして、弾丸状にして打ち出す術式に返ればっと。」



 すらすらと俺が作った設計図に綺麗な字で書きこまれていく



「ほぉなるほど・・・じゃあここをこういう風に変えれば・・・」



 すぐに俺は分解してコア部分を作り直し、ハルカが書いた術式を彫り込む



「できた~!」



「やったねコウ君!」



 俺はハルカとハイタッチをして喜び確認する


 【リボルバーK(コウ)1】

 【物攻】+60

 【素早さ】-1

 【備考】弾丸作成にMP1消費。発射時にMP1消費する


 試し撃ち・・・「パンッ」・・・反動は無し


 威力は・・・鉄板の的を貫通・・・


 耐久・・・問題なさそうだ。



「ハルカ、有難う。」



「ううん。私はアドバイスだけ・・・凄いのはコウ君だよ。」



 俺は出来上がったリボルバーK1を遥かに差し出し



「やる。俺はもう一つ作るから。」



 とハルカの胸に押し付け作業場へと駆けだす


 後ろから



「有難う。大切に使うね。」



 その声を聴いて俺は口端を上げた。

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