表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第二部 ダンジョン
28/143

05話 不穏な気配

 襲い来るゴブリンたちに向けて



「矢となりて敵を射抜け【マジックアロー】」



 レイカの演唱と共に作り出された魔力の矢が1本放たれる



「水よ矢となりて敵を射抜け【ウォーターアロー】」



 レミの演唱により水の矢は4本放たれ駆けるゴブリンを襲う


 しかし動く的への攻撃になれていない2人の攻撃は、ゴブリンたちを掠め後方へそれる。



「ノボル! 行くよ!」



「おう!」



 カナメが声をかけ、ノボルがそれに答え3体のゴブリンへ駆けだす


 そしてカナメは放つ【双竜閃】の2連撃がゴブリン・ファイターのショートソードを1刀目で跳ね上げ、2刀目でゴブリン・ファイターを切り裂いた。


 カナメはゴブリン・ファイターの死を確認して周囲を見渡すと


 ノボルが飛び上がり



「くらえ! 【剛力脚】!」



 気と呼ばれるものを足へと集め力いっぱい放たれる蹴りをゴブリンがまともに食らい首が飛ぶ・・・



「きゃっこないで! 槍となりて敵を貫かん【マジックランス】」



 不可視の槍が飛んだ頭と最後の一体もろとも貫いた。


 【マジックランス】をとっさに唱えたことに喜ぶレイカ達を後目に


 カナメたちは魔石を抜き取り解体を終わらせた。



「何か気になることでもあるのか?」



 カナメを覗き込みノボルが口を開いた。



「・・・ん? このダンジョン獣系の魔物しかいないって話だよね。」



 カナメが答えると



「それが?」



 と不思議そうにノボルが聞き返すとミコトが



「だからあんたはバカなのよ! 獣系しかいないダンジョンで亜人系の魔物が出たのよ!」



 するとノボルが今気が付いたと言う様にポンと拳で手のひらを叩く



「なるほど。」



「何か不測の事態が起きているのでしょうか?」



 レミエルは不安を口にする。



「分からない。けど一度砦に戻った方がいいと思う。」



 カナメはそう提案して周りを見渡す



「賛成です。」



 レイカが頷きながら答え



「右に同じ!」



 ミコトが答え



「はい。私も賛成です。」



 レミエルが続き


 みんなの視線がノボルへと集中する



「わっ分かっているよ。俺だってそこまでバカじゃねぇからな。」



「じゃあ決まりだね。」



 そう言って砦へと戻ると


 鉄格子の先にツトム先生のパーティーも戻って来ていた。



「先生!」



 カナメたちが駆け寄ると



「お前ら無事だったか!」



 聞けばツトム先生のパーティーでもゴブリン・ファイターに出くわしたらしい。


 変異種のホーンラビットが襲われている場面に出くわし


 助ける形で戦闘になったとか・・・


 そして助けられた変異種の白いホーンラビット、名前を【ラビィ】と名付けられアカネと契約して召喚獣となったとか・・・


 その隣でハルカが



「私の作ったポーションのお蔭なのに・・・お蔭なのに・・・」



 とブツブツと呟いているのは見なかったことにしようと互いに目を合わせ頷くカナメたちであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ