02話 きっかけ
カナメは図書館にある【神眼の勇者】の物語を読んでいた。
(おっ! ここだな・・・)
【未来視】この能力には2種類の効力に分かれる。
1つがこれから起きる未来の出来事を見ると言う物
もう1つが戦闘で数瞬先の未来を映像としてみる物であった。
(数瞬先、これに近い魔眼なのかな?・・・何々・・・)
ぶれて見えるのは、相手がこちらが動く間にそれだけの可能性を持って動けると言う事
読み進めるうちに対処方法が書かれていた。
対処方法はいたって簡単、相手をよく見て観察すること・・・
武術の対人の基本のようなものであった。
(へ~【神眼】は【看破】や【鑑定】の効果も持っているのか・・・)
カナメは最後まで読み、パタンと本を閉じた。
すると不意に
【本名】神眼の勇者
【著者】ルディス・ファクト(創世歴1~1900年)
「えっ?・・・えぇ!」
思わず声を上げてしまったカナメは口を手で押さえ周囲を見渡し、誰も居なかったことに胸をなで下ろす。
カナメは恐る恐る(ステータス)と心の中でつぶやく
【名前】カナメ・テンクウジ
【Lv】3
【年齢】15
【性別】男
【HP】155
【MP】128
【筋力】57
【体力】53
【素早さ】90
【知力】38
【精神力】30
【器用さ】11
【魔力】56
【運】27
【物攻】85
【物防】56
【魔攻】56
【魔防】41
【スキルポイント】6
【努力スキル】武術の心得Lv.4、狩人の心得Lv.4、家事の心得Lv.2、学問の心得Lv.3、魔術の心得Lv.1、神官の心得Lv.1、貴族の嗜みLv.2
【スキル】身体強化Lv.3、索敵Lv.3、刀術Lv.3
【派生スキル】天昇流刀法術Lv.2
【ユニークスキル】神眼Lv.1
【称号・加護・才能】異世界人Lv.1
【職業】
(・・・え~と・・・【神眼】だったんだ・・・言った方がいいのかどうかってとこだよね。)
カナメは、【神眼】の効果と似た【魔眼】の1つ【未来視】ではないかと話すのにとどめた。
・・・・・・・・・・・・・・・
翌日からのカナメは前日までとは比較にならない思い切った動きをするようになっていた。
「せいっ!せぁっ!」
ノーマの2連撃がカナメを襲う
カナメは3つ程の赤い軌跡を踏まえつつ、要所要所を防ぎながら躱し、受け流し
「はぁぁはっ!」
流れる動きで斬撃を放ち、それが防がれると舞う様に間合いを詰め振り向き一閃
キィッンッ!ノーマがナイフをクロスに構え防ぐ
「くっ!」
次の瞬間ノーマはぶつかる力が抜かれつんのめりそうになる
更に回り込んだカナメの刃がノーマの首筋に当てられた
「お見事! 参った、参った。男子3日合わねば括目して見よと言うがこれは・・・」
刀を鞘にしまったカナメのもとに居ていた者たちが近寄り賛辞を述べる。
カナメはその状況に苦笑いを浮かべつつ照れていた・・・




