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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第一部 異世界召喚
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16話 スキル?検証

 カナメはみんなのところへ戻ると



「この先の丘の上にゴブリンが3匹寛いでいる。」



「なら楽勝だな。」



 ノボルの言葉にカナメは首を振り



「油断は禁物だよ。俺たちはまだ生き物を殺したことが無いんだよ? 何があるか分からないから、まずはレイカとレミエル姫が・・・」



「レミ! 私のことは皆さんレミとお呼びください。」



「分かったレミ、それでレイカとレミが魔術で先制して手傷を負わせる。出来ればここで1匹仕留めたいとこだね。そして残りの内1匹をノボルとミコトで当たって。」



「任せろ!」



「ええ、分かったわ。」



「残りは俺が引き受ける。そしてレイカ達なんだけどレイカは俺の援護、レミはノボルたちを援護してもらえるかな?」



「私がカナメさまの援護ではいけませんの?」



「ノボルたちは2人だから経験が無いレイカでは判断が遅れるかもしれないからね。」



「分かりました。」



「じゃあ行動開始!」



 カナメたちは慎重に丘を登り、レイカとレミを見て頷くと



「矢となりて、敵を射抜け【マジックアロー】」



 レイカの演唱と共に作り出された魔力の矢が1本放たれる



「水よ! 矢となりて、敵を射抜け【ウォーターアロー】」



 レミの演唱により水の矢は3本放たれ寛いでいるゴブリンを襲う



「ギャギャ! ガギャ!」



 ゴブリンたちはよろよろと棍棒を杖代わりに立ち上がる。



「ギャギャ!」



 2匹のゴブリンが凄い形相でカナメ達の方へと駆けだした。



「カナメ!」



 ノボルの声に



「1匹任せた!」



 カナメは1匹弾き飛ばしもう1匹と距離を開ける。



「ハッ!」



 すれ違いざまにミコトのサバイバルナイフがゴブリンの顔を掠める



「ギャギャァァ!!!」



 さらに怒りの声を上げるゴブリンをノボルが



「どりゃぁ!!」



 飛び蹴りを放つ、向こうが大丈夫そうなのでカナメは目の前のゴブリンへと集中する。



 するとゴブリンが突っ込んでくるように軌跡が瞳に映る



(いったいこれは何なんだ?)



 ゆっくりと確認しているとその軌跡通りにゴブリンが動いた。



(一瞬先の未来が見えている? なら・・・)



 カナメが攻撃の意思を明確にすると今度は自身から青い軌跡が走るのが見て取れる



(違う動きを意識すれば・・・)



 そこから今度は黄色い軌跡が青い軌跡と共に映される・・・



(なるほど・・・確実な攻撃が青、お勧めできないが危険を伴うと黄色・・・敵からは赤が命にかかわり、黄色が危険を知らせる程度・・・そう言う事かな。)



 シュパッ!と刀を抜刀の形で抜き放ちゴブリンの頭と体が切り離された。

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