表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
騎士王国編 第二部 聖槍ライオネル
138/143

10話 ナイトメイツの戦い02

 ビリーの号令のもとライドバードに乗った騎兵が西軍に突撃する。じわじわとではあるが魔王軍の本隊から【スケルトン】が東西の軍へと援軍に出る。



「これはいけませんね」



 ナイトメイツ城から軍の動きを見ていた【スペクター】が言葉を発し、すぐに2個中隊を【デュラハン】への援軍に送る。



「これで人間どもも終わりです。」



 そんな【スペクター】の呟きはローターの爆音でかき消される。【スペクター】は爆音と共に城に影がかかっていることを不思議に思い顔を上へと向ける。その先には空飛ぶ船【飛空艇の姿があった。飛空艇は城の真上で静止し、そこからするするとロープが降ろされ人族の兵士と共にまだ小さなエルフの少女ニナが真っ先に降りる。



「さあ皆さん! さっさと制圧しますよ!」



「「「おおお!!!」」」



 飛空艇からは3小隊、つまり1個中隊18名が城へと降りる。城に残っている魔王軍も 【スペクター】を含め同数の18体であった。【スペクター】はすぐさま全兵力でニナたちを囲む。だがこれは失敗であったと気づかされる。ニナの緑色の大剣のひと薙ぎにより【スケルトン・ナイト】3体が触れた傍から崩れ去ってしまったのだ。



「聖剣かっ!」



 あまりの出来事にニナの武器の性能を看破したとこで【スペクター】は動きを止めてしまった。それをニナが見逃すはずもなく、一刀のもと頭から下へと両断された。指揮個体が倒されたことで【スケルトン・ナイト】は統率を失うもこの力でなんとかその場で踏みとどまる。


 だがそんな【スケルトン・ナイト】達の背後に駆け込む者たちがいた。ナイトメイツに潜んでいた騎士王国軍の騎士たちである。前後を挟まれた【スケルトン・ナイト】達は無残にも打ち取られ、城に騎士王国の旗がはためく。



・・・・・・・・・・・・・・・



 一方戦場では、援軍の2個中隊が来たことで押し始めた魔王軍の間で戦慄が走った。【デュラハン】は、これで終わりか、あっけなかったなと思い振り返り帰路につこうとしたその時、城にはためいていた黒い魔王軍の軍旗が降ろされ盾と交差する剣と槍の騎士王国の軍旗が城に上がる。更に城の上空に【飛空艇】を確認し、



「しまった。こっちは陽動か! 全軍反転! 城の奪還に向かうぞ!」



 しかし、それをビリーが黙って見ているはずもなく追撃の為に本体を押し上げた。更に東軍がノボルとミコトの2小隊に突破され、西軍も騎兵の突破を許してしまった。回り込まれてなお数の上で上回る魔王軍はそのまま構わずに突撃する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ