表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
騎士王国編 第二部 聖槍ライオネル
136/143

08話 潜入する勇者

 ユウナ達により【スピナス】が陥落したころ、夜の闇に紛れ【ガンドーク】の城壁に近づく人影があった。その人影は物陰に隠れ左右を確認して



「このくらいなら。」



 ゆっくりと壁を昇り、城壁の上へと登ると左右を確認して内側えと消えた。



・・・・・・・・・・・・・・・



 朝になり物陰から顔を出した男マコトは何食わぬ顔で道を歩く。そんなマコトと関われに会いたくないと住民は窓を閉め扉に栓をする。



「ちっ!」



 舌打ちをして歩くマコトにナイフを持った獣人族の男が現れ



「おう! おう! ここを通りたきゃ通行税を払いな!」



 男がそう言い放つとマコトの背後にある家からも男が飛び出し、更に路地裏からも3人出て来てマコトを囲む。



「げへ、げへ、さっさと金出しな! 持ってるんだろっ!」



 背後の男がナイフを突き立て突っ込んでくると、真は鞘を下へと下げると鞘に収まったままの検査機が男の目を捉え



「んがぁぁぁ!!!」



 ナイフを落とし手で目を抑えながら転がると、抑えた手のひらから赤い血が流れる。



「てめぇ! やりやがったな!」



 マコトはあきれ顔で首を左右に振り



「そっちが始めに突っかかって来たんだろうが。」



「っるっせぇっ! 野郎どもやっちまいな!」



 獣人の男が叫び男たちがじりじりと間合いを詰めると、不意に地面からボコッ! ボコッ! と白い骨の手が出てくる。男たちは顔を引きつらせ



「ちっ! 【スケルトン】に気づかれやがった! 散れ!」



 獣人の男の言葉に他の者たちもその場から慌てて逃げ出す。



「ひっ! たっ助けてくれ!」



 先ほどまで転げていた男が【スケルトン】に捕まっている。



「てめぇ~も死にたくなかったら見捨てな!」



 獣人の男はそう言って駆けだす。



「あっあにき~!!! ぐぎゃぁぁぁ!!!」



 【スケルトン】に噛みつかれ叫ぶ男を後目にマコトは顔をしかめ逃げ出し、獣人の男の後を追った。



「こっちにくんじゃね~! あっち行けよ!」



 隣へと並んだマコトに男が叫ぶ



「・・・お前に聞けば色々と分かりそうだし・・・色々と顔が利くんだろ?」



「ちっ! 今日はついてね~ぜ。」



 獣人の男に抜き身の【ショートソード】が突きつけられていた。



・・・・・・・・・・・・・・・



 町のスラム街にある汚い建物の中マコトは椅子に座り獣人の男からこの町の状態について聞いていた。



「ほぉ、魔王軍は一定の労働を課すだけでその他は昔と変わらないのか?」



「そんな訳ね~だろうがっ! 気に食わなきゃ殺され、暇なら殺され、遊びで殺し合わせるんだぞ!」



 怒鳴りつける男にマコトは



「だったら逃げればいいだろう?」

申し訳ありませんが4月は諸事情により、不定期更新となります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ