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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
騎士王国編 第一部 不死の魔物
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10話 シルドナ防衛戦02

 アートスは傷つきながらも【スケルトン】の小隊を倒し、息を切らせながら



「・・・はぁ・・・はぁ、全員無事か?」



「ハッ! 全員軽症でまだ戦えます!」



 アートスは周囲を見渡し



「良し、ならば我らはここを死守する。」



 アートスがそう叫ぶと領主の館が光りに包まれ光のベールのようなもので覆われる



「・・・あれは聖結界? 誰が・・・ハジメか! フッ流石だな俺たちも負けていられんぞ!」



「「「おおっ!!!」」」



 すると見計らったかのように【スケルトン】の一団が左右の階段をガチャガチャと降りてくるのが見える。



「まずは魔術で迎撃! 核を狙え!」



 すると2人の魔術士から【ウォーターアロー】が放たれ【スケルトン】へと当たる。当たった【スケルトン】がその場で転がると覆いかぶさるように背後から来た【スケルトン】がかなり合う。



「第2小隊は右! 第3小隊は左! 押し戻すぞ!」



「「「ハッ!」」」



 兵士たちが倒れ込んでいる【スケルトン】へ駆けだしたその時、門の上より1体の【スケルトン・ナイト】が舞い降りる。


 降りたと同時に剣で横薙ぎにすると魔術士の1人に当たり吹き飛ばされる。



「くっ! こいつは俺が相手をする!」



 そう言って盾で殴りつけ視界を塞ぎ、その陰より剣を突き立てた。ガギンッ! 金属のはじける鈍い音がして剣が弾かれる



「ならこれで!」



 回転を利用して剣の柄で【スケルトン・ナイト】の頭を殴ると、スケルトンナイトの頭が飛ぶ・・・しかしながらそれで【スケルトン・ナイト】は止まらず、闇雲に剣を振り回す。



「アートス様離れてください! 水よ! 矢となりて、敵を射抜け【ウォーターアロー】」



 アートスが【スケルトン・ナイト】から離れた瞬間【ウォーターアロー】が【スケルトン・ナイト】の胸へと突き刺さる。



「やったか?」



 アートスがそう呟いたその時、アートスは左肩に痛みを感じ振り向くと、先ほど飛ばした頭が肩に噛みついていた。



「ぬぐっ!」



 アートスは痛みを堪えながら怪しく光る【スケルトン・ナイト】の瞳に剣を突き立てた。


 突き立てるとその頭は痛がるように口を話し地面を焦げまわる。その頭へ【ウォーターアロー】が命中してしばらくすると動かなくなった。それと同時にアートスも地面へと倒れ込んだ。



「アートス様!」



 駆け寄る騎士たちは急いでアートスを抱き起す。すると噛まれた肩から首にかけて紫色に変色していた。



「くっ! 呪いか! 早く治療を! 【浄化の雫】を!」



 倒れた魔術士に水術【癒しの雫】をかけていた魔術士が慌てて駆け寄り、アートスの肩へ杖を振りかざし



「水よ! 全てを浄化せよ【浄化の雫】」

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