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ユグドラシル物語~未来を見る瞳  作者: あおい聖
聖王国編 第四部 隠れ里
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16話 それぞれの仕事

「なあ、なあ、【鉱石の迷宮】に潜るんだろ? 勿論俺も潜っていいよな。」



 ノボルが身を乗り出しカナメに聞いてくるとカナメは



「そうだね。まずは1階層で【ウッドゴーレム】を狩る。」



「木材の調達じゃな。」



 ガルドが口を挟む



「はい。突入部隊はウインガー隊、それにノボル、ミコトでいいかな。」



「私はどうすればいいのかな?」



「レイカは俺とニナと共にオーク残党狩りかな。ガルドさんは建物などの修復を指揮してもらいたいんだけど・・・」



「任せろ。」



「分かりました。」



「ん、分かった。」



「守備隊も出しましょうか?」



 カーネイスが里の守備隊を出すかと尋ねてきたのでカナメは



「いえ、守備隊は復興作業の手伝いや警備をお願いします。」



「カナメ殿の部隊が3人では少なすぎるのではないかと・・・」



「問題ありません。ハクオウやコクテイ、それにロードがいますから。」



「おお、そうであったな。神狼様方がおりましたな。うむ、それならば問題ないであろうな。」



 カーネイスが納得したところでカナメは



「それでは皆、準備に移ってください。レミ報告は任せたよ。」



「心得ています。フェザス!」



「ハッ!」



「準備に取り掛かります。」



「了解しました。」



 敬礼をしてフェザスが食堂を後にする。」



「それではカナメ様も気をつけてください。」



「ああ。レミも気をつけて。」



 レミは椅子から立ち上がりその場を後にする



「おら! 坊主と嬢ちゃんも準備しな!」



 ウインガーがノボルとミコトに声を掛ける。



「・・・坊主って・・・」



 ノボルが坊主と言われ、ひとり呟いていると隣からミコトが



「ほらっ! 装備の確認と携帯食の確認・・・それにポーションの確認もするわよ。立って立って。」



 ミコトに急かされノボルは渋々立ち上がり頭をかきながら



「わ~たよ。準備すればいいんだろ・・・ほんと~に可愛げないな・・・」



 最後の呟きは小声で聞き取れなかったのだがミコトには聞こえていたようで



「何か言った?!」



「何も言ってね~よ。先行くぜ。」



 そう言い捨て扉へと歩き出す



「待ちなさいよ。」



 ノボルの後を慌ててミコトが追う



「ウインガー彼らのこと頼みましたよ。」



「ハッ! この命に変えましても必ずやお守りいたします。」



 カナメは苦笑いを浮かべ彼らを見送った。



「さて、俺たちもいくよ。」



 カナメはレイカとニナに顔を向け確認する



「はい!」



「ん、分かった。」



 レイカとニナがカナメに答えるとニナはガルドへ顔を向け



「爺様。行ってくる。」



「うむ、主の足を引っ張るんじゃないぞ?」



「分かってる。」



 カナメ達も食堂から出て行くのであった・・・

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