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タンバ国の太陽熱発電計画の秘密

大統領執務室にて


「なんだか、気候がおかしいんじゃないか。あのサハラ砂漠に雪が降ったというし。」

「変な気候ですね。大丈夫でしょうか。」

「大丈夫かは、わからんが、我らにできることは多くない。」

「さて、ナロハ国防大臣、隣国との守りはどうだろうか?」

「大統領、スマホの動向をみる限り、反大統領側の主だった動きは、探知されていません。」

「機械ばかりに頼っていると、裏をかかれることもあるから、注意しなければならないぞ。」

「国防に関して、ロジャーより説明がありますので、お聞きください。」

「以前、提案しました家電サイクル設備を南部の砂漠に建設したいと思います。」

「おいおい、南部の砂漠の防衛の話ではないのかね。」

「はい、大統領、防衛も兼ねてです。まさか、現代社会で、トーチカや戦車をあからさま作ったり、配置することは、難しいですね。しかも、世界中の地上の衛星写真は無料で公開されているのですから、何をやっても秘密ということはできません。そこで、太陽熱式発電所兼家電リサイクル施設を建設します。」

「それで、国家防衛ができるのかね」

「太陽熱タワーは、非常に背の高いものになり、その頂上からは、砂漠の向こうの隣国の様子を見ることができます。そこに隣国の監視と、秘密のレザー砲と設置します。もちろん、レーザーエネルギーは、太陽光は生み出します。」

「発電施設、家電リサイクル施設及び、防錆施設を兼ねた施設を作ろうというわけだね。よろしいやりたまえ。」

「一つ、問題があります。この建設プロジェクトは、タンバ国の力で建設できないので、協力してくれる国を探さないといけませんね。」

「そうだな、日本もいい国だと思うだ、決定に時間がかかるので、急ぎの仕事はできないな。そうだ、フィンランドがいいな。」

「フィンランドですか。あの国にそんな技術がありますか?」

「ロジャー、うちのスマホは、ノンキア製で、その会社は、色々な技術を持っているのだよ。大丈夫、フィンランドに頼もう。」

「フィンランドに、太陽熱発電の建設を頼むのも、おかしい気がしますが、大統領がいうのですから、大丈夫でしょう。」


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「タンバ国の皆さん。南部の砂漠に、タンバ国の新規プロジェクト、太陽熱発電所と家電リサイクル設備を作ります。資金の調達をしますので、クラウドファンディングに申し込んでください。また、社員になりたい方は、社員募集に申し込んでください。」

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「これは、10年計画だな。まあ、テスト施設を作って、段階的に大きくしていくしかあるまい。」

「まずは、小規模で実施だ。きっと、20段階ぐらいの設備ができるだろう。」

「最初は、太陽熱クッキングコンロを作ろう。建設作業員のクッキングは、まず、太陽熱コンロで行うぞ。」

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「レーザー装置は、秘密なので、タンバ国で作るしかないな。もし、うまくいけば、宇宙にある人口衛星も瞬時に破壊することも可能になるかもしれん。」

「ナロハ国防大臣、何を考えているんだ。そこまで、強力なものは必要ない。国境警備に必要なパワーで十分だ。世界征服でもする気じゃないだろうな。馬鹿げた妄想は持ってはいかん。」

「はいはい、大丈夫です。その程度にしておきます。」

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では、いよいよ建設開始だな。






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