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第四話 〜兄様大好き!〜

こんにちは!

私はリノアです。

10歳です。


今日は兄様のことを紹介します!

優しくてカッコよくて、何でもできるすごい兄様なんです!

私の憧れ!推しメンです!


「兄様の笑顔だけでご飯10杯はいけますね!」


おっと、声に出ていました。


えっ?私?

私の事はいいです!今日は兄様の事を伝える日です!

え?ダメ??

しょうが無いですね…少しだけですよ。


私は偉大な大魔導師のセノン母様と、元勇者のエロ親父……じゃなかった。レオン父様の間に生まれたハーフエルフです。

ホントはサンエルフとか言うらしいですが、よくわかりません。


「おはようリノア」


「あっ、母様!おはようございます!」


母様はホントにキレイです。

こんな美人さんが精霊魔導学の権威で世界の魔術全てをその手にしているなんて凄すぎます!

おまけに作り出した魔法は数しれず!

世紀の天才です!


「あら、またお父さんを焼いたの?」


「いきなり抱きついてくる父様がいけないんです」


朝起きて部屋の前で父様が抱きしめてきました。


「おはようリノア!今日も可愛いなぁ」


私はもう10歳です!年頃です!

嬉しいですけど、恥ずかしいじゃないですか!


こんがりウェルダンに焼きました。


父様は不死なので手加減無しです!


これも親子のスキンシップです!


ちょっとやりすぎたかな……落ち込んでなきゃいいですが。


「さっきノアがダイニングに行ってたわよ、アナタも行ってきなさい」


「兄様が!?行ってきます!!」


早速走り出しました。


「走るんじゃないわよ」


「はーい!」


走るに決まってるじゃないですか!

この家は大きすぎです。


家族5人なのに、お手伝いさんが30人もいます。


シュ〜〜!


階段手すりの滑り台は移動が早いです。


「リノア!」


「あ…」


「いつも言ってるでしょう。少しはお行儀よくしてください」


「ご、ごめんなさい」


エリシア母様に見つかってしまいました。


この超絶美人の方はノア兄様のお母様です。


女神ルミナスを顕現した伝説級の聖女で聖剣の巫女です。

神聖魔法の第一人者で死人を生き返らせることもできるとかなんとか……


この家を裏で仕切る女帝です。


あ、すごく優しいですよ!大好きな母様です!


「フフ、さぁダイニングに行ってらっしゃい」


「はい!」


「ご飯ばかりでなく、ちゃんとおかずも食べるんですよ」


「ふえ?」


変な声が出ちゃいました。


「笑顔だけでご飯10杯」


ボンッ!


さっき聞かれてたようです…顔が真っ赤になるのが分かります。


何でも声に出る癖は直さなきゃですね。


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