【】チラズアート最新作☆閉経事件【】
城塞高地で紅蓮滾るバゼルギウスと戦う星街の元に、オトモガルクに跨った戌亥が息急き切って駆けつける。
「星街い!!一大事や」
「いや……。すいちゃん、見ての通り大忙しなんですけど!?」
「船長が閉経した」
「船長が……!?」
「もうちょい、先のことやと思うとったんやけどな……。事態は、私らの想定を遥かに上回る速度で推移しとる。世間にはもう馳河=道明寺晴翔やっちゅうこともバレとるしな」
「やべえじゃん!!どうすんの!?」
「星街は引き続き、ここで修行を続けてくれ。そんで、零點伍期生対策のことなんやけど……。幸いなことに、八月三十一日のループを繰り返す度、私の能力値も微増していってる」
「戌亥、どんどん靭くなるってことね?」
「ってこと、戌亥とこ。せやから、そのままでもループの脱出には抜かりなさそうなんやけど……。念には念を、っちゅう訳で、谷郷はにじさんじ零期生の解放を決定した」
「にじさんじ零期生!?谷郷が!?」
「ホロライブに零期生がおって、にじさんじにおらん訳ないやろ?直に頭角を現すと思うで。一人一人がサロメ五人分はくだらへん情報量を持っとる十一人組や。にじさんじ零期生が戦線に立てば、この疲弊し切ったVtuber情勢を一気に引っ繰り返せるワイルドカードに化ける。逆に言えば、この切り札でも零點伍期生を討伐し切れんかった場合……。Vtuber総監部は、いよいよP丸様。のVtuber化を検討し始めるやろうな」
「P丸様。がVtuberに……!?」
「あそこまでのインフルエンサーがVtuberになってくれれば、私らも助かるやろ?苦肉中の苦肉の策やけどな。兎も角、閉経した船長の分まで赤井は妊娠せなあかん。(?)馳河がマタハラで訴えられる前に、とっとと決着をつけるで」
「かあー!!すいちゃん、歌に狩猟に大忙しってこと?参っちゃったなあ〜!!↑↑」
「なに逆上せとんねん……。ええから、はよ準備して」
「なあに"いいいいい……。しでるのぉお"おおおおおおお?」
「「!?」」
気づいた頃にはもう遅く、零點伍期生の一柱が二人の眼前に迫っていた。
「退がれ星街い!!いま、ここであんたを失う訳にはいかんっ」
「はあ!?い、戌亥はどうすんのさっ」
「はっ……。私らはにじさんじやで?どんな炎上も失敗も、やっぱにじさんじ(笑)、の一言で笑いに変えられんねん。たとえここで……。どんな悲惨な死に方をしてもな」
「戌亥い……!!」
「往けえ!!星街、世界のショタはあんたの双肩に懸かっとる……!!」
その日……。
城塞高地に轟く星街の慟哭をベースに、みきとPは新曲の着想を得たのだという。




