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6話 金髪の青年 【後編】
青年は驚くほど美形で、綺麗な顔立ちをしている。
透き通った金色の髪、澄んだ藍色の瞳に立派な衣装。
まるで、おとぎ話に出てくる王子様のようだった。
青年はなんとか剣を拾うとするものの、魔物はもう目の前に。
このままだと、彼が魔物の餌食になってしまう。
グッと拳を胸にあてエレインは、一歩前へ踏み込む。
「はあああああ!!!」
そして精一杯の力をこめて、一直線に魔物に拳をぶつける。その凄まじい破壊力に魔物は空の彼方へ飛んでいく。ひと息つき、エレインは汗をぬぐった。
しかし安心するのも束の間、はっと我に返り恐る恐る後ろ向く。
すると、そこにはあの金髪の青年が立っているではないか。
絶対にドン引きされる、また恐れられてしまう。
そんなことばかり考えていたら、彼がグイっと顔を覗かせる。
「怪我はありませんでしたか!?」
不安げな顔で青年は問う。
声もさっきより焦っておりどこか落ち着きない。
青年の言葉に戸惑いながらもエレインは、「大丈夫です」と返事をした。




