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4話 兄の元へ
翌日、エレインはチョコレートケーキが入った箱を持ち兄が勤めている城へ。
少し先に銀色の鎧を纏ったサーベルの姿が見えたので、エレインは兄の名前を呼ぶ。
サーベルもこちらに気づいたのか小走りでやってくる。
「エレイン、どうしたんだ?」
「これ、兄様のために作ったの。良かったら休憩時間にでも食べて」
エレインは手にもっていたケーキの箱を手渡した。
が、不意に力を入れてしまい見事にチョコレートケーキがぐちゃぐちゃになってしまった。
「そ、そんな‥‥せっかく兄様のために作ったのに‥‥」
つくづく自分の怪力体質に嫌気が差す。
頭が真っ白になったままエレインはその場で硬直する。
またしても怪力を発揮してしまったという、憂鬱さと恥ずかしさでいっぱいになった。




