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3話 日頃の感謝をこめて

夕食を終えた後、エレインはキッチンにいた。

いつも仕事を頑張っているサーベルに日頃の感謝をこめて

兄の大好きなチョコレートケーキを作ろうしていたからだ。


まずは卵、バター、小麦粉をボウルに入れて軽くかき混ぜて

それから湯せんにかけてチョコを溶かし、フルーツもひとくちサイズに切る。


とまあ、ここまでは順調だ。



「あとは、かき混ぜるだけね」




最後にクリームを作ろうと泡立て器を手にしたそのときだった。


───バキッ。


また、やってしまった。


そして、屋敷中に鈍い音が響き渡る。




「‥‥‥エレイン様、私も手伝いますので」



心配そうに後ろからコレットが顔を覗かせる。


「え、ええ。お願いするわ‥‥」



気を取り直し、彼女のサポートもあってなんとか、チョコレートケーキが完成するのだった。








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