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転生したら、【宝石族のお姫様】になってた??〜贅沢生活はごめんなので、のんびりスローライフさせてください〜  作者: 櫛田こころ


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第95話 お布団作成

「今日の任務はお布団作成よ!」



 せっかく、ザクロさんに敷きと掛けの布団サイズの布を作成してもらったので。


 これから山も冬に近づくから、早いうちに準備しておいた方がいいもの。山籠もりするなら、結界以外の防寒対策もきっちりしなくちゃいけないからね?


 綿は用意出来なかったかわりに……コカトリスの羽根を使うことにした。ザクロさんがたーっくさん、毎日のようにコカトリスを狩ってくれるおかげでインベントリに入れておけるくらいの量が出来たのよね?


 さすがに羽根には石化の効能とかないから、ふかふかの羽毛布団が出来るかもしれない。その作業は、ザクロさんが担当してくれることになったの。細かすぎる作業は無理だけど、たくさんの足で布に羽根を詰め込むくらいは出来そうだからって。



『お肉の副産物が役に立てるんだもの。いっつも料理食べさせてもらっているから手伝うわよ~~』



 と、細かいの苦手と言った割には、布を織ることが得意だからスムーズに詰め込んでいた。


 その間に、私とセルシスは敷布団カバーの作成から始めたの。私はまだ成長することもあるだろうから、セルシス規準くらいの大きさにまずは布を裁断。ハサミは形状変化のスキルで作成したから、裁ちばさみとキッチンばさみは作っておいたのよね? 前世知識様様だから、こういう道具が欲しいとかがすぐに出てくるもの。セルシスも使いやすいって料理補助のときに感心してくれていたわ。



「で、掛布団はすこーし小さめにして」

「隙間にザクロが作ってくれるものをいれるのか?」

「そうそう。これまで使ってたふかふか布団と同じになるかはわかんないけど」



 でも、手づくりの布団なんて愛着が湧くから嬉しいもの!!


 ジッパーとかはさすがに作れないから、そこは紐を作成してカバーがぐちゃぐちゃにならないようにする。前世だと布団洗うの面倒だった覚えがあるけど……こういうとこで、その面倒さが役に立つんだから、なにも無駄にならないと思うのよね?



『マリンちゃぁん? チェックおねが~い』

「は~い」



 ザクロさんが一つ目を作れたらしいので確認してみれば。ふわもこ感たっぷりの感触で、これに包まれて寝たら最高じゃない?って出来になってた。掛布団もだけど、敷布団もこれなら某アニメの藁ベッドより上等なものになるんじゃないかしら??


 山の小屋でこんな上質な素材が見つかるなんて思ってなかったから、ザクロさんに感謝ね!!

 

 今日のご飯もチキンカツとかにして、お礼くらいしなくちゃ!!



『いい感じ?』

「うん! これで寝たら、快眠間違いなしよ!!」

『よかったわ~~。これが基準なら……あたしの寝床も改善したかったし、参考にさせてちょうだい?』

「もちろん。晩御飯も期待してて~」

『んま! 素敵~~』



 布は蜘蛛の上質な糸とそっくりだし。羽根は魔物のものだけど、ふかふかふわふわだし?


 綿布団も捨てがたいけど、まさか羽毛布団が出来るなんて思ってもみなかったんだもの。


 そして、その日の晩。お風呂から上がってから、布団にダイブしたんだけど!!



『「ふっかふか~~!!」』



 今まで毛布にくるまって寝ていただけだから、固い床は同じでもクッションひとつあるだけでこんなにも違うのね??


 レシアムには余り布でクッションも作ってあげたんだけど、そっちもふかふかで上等な仕上がりになったわ。ザクロさんは自分の寝床リノベもしたいって言ってたから、試作出来てよかったわ。睡眠不足は乙女(?)の大敵だものね?

次回はまた明日〜

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