第73話 唐揚げを作ってみよう
「そうだわ!! 油と醤油があるとなれば、唐揚げも出来なくない!!」
「『『からあげ??』』」
「という、メインにもなる料理ね! ……見た目は不恰好かもしれないけど」
とりあえず、今朝もまた、ザクロさんがお土産に持って来てくれたオーク肉でやってみようと思う。鶏肉なんてまだ近い味わいのをゲットしていないし、お昼は魚をたっぷり食べたからパスしたかった。
醤油とほんの少しのシロップで下味をつけ。
余分な水分を拭ったら、小麦粉をまぶす。小麦粉も余分なのをはたいたら、揚げ油の中にイン。とんかつとまた違う食感を期待して、低温でじっくり揚げてから、徐々に高温へ。
出来上がったら、無骨な形ではあったけど……一応唐揚げぽいものが出来たと思う。豚唐揚げって種類もあったから、完全なオリジナルじゃないもの。
『へぇ〜? いい匂いだね?』
「はい、皆味見」
『どんな味かしらん?』
「……いただく」
小さくカットしてから、中まで火が通っていることも確認して……パクッと口に入れた。
サクッ、サクッ。
軽い食感の衣の内側が、ジューシーな下味バッチリの豚肉。鶏肉じゃないのは残念だけど、これはこれで美味しいのかもしれない。
今は飲酒年齢ではないけど……ビールとか欲しくなるわ!! サワーとかにも合いそう!
『『美味しい!!』』
「カツとも違うが……これは、美味い!」
「んー……ポケットサンドにタルタルソースとか合いそうね?」
「『『!?』』」
是非作って、って顔に出ていたから……そこは手伝ってもらって、改めて夕飯として作ることに。
出来上がったら、がっつく勢いで全員で美味しい美味しい言いながら食べ進めていくわ。私もこの方法気に入ったのよね?
『ごちそうさまぁ〜。美味しすぎて、明日の狩りも張り切れるわん!!』
病みつきになってしまった、ザクロさんの闘志に火をつけてしまったみたい。こちらとしては材料調達が少し楽になるのはありがたい……けど、ね? 身体のサイズの関係で一番食べるから自分の分を持って来てくれるのは助かるわ。
「ねぇねぇ。オークもいいけど、他に美味しそうな魔物とか野生動物っているの?」
『他? ん〜、ちょいと面倒だけど。肉で美味しいのならバジリスクとかコカトリスかしらん??』
「……石化させることで有名な魔物たちだな?」
『ちょいとコツがあるんだけど。マリンちゃんは食べたいの??』
「飽きたわけじゃないけど。レパートリー増やしたいから、今日以上の唐揚げを作るとなれば……鳥型とか蛇型はおすすめね?」
『まっかせなさぁい!! お姉さん頑張るわん!!』
自分たちで狩りに行くのもいいだろうけど。石化の対策って特にお城でも学んでいないからね? そこはもちろん、適材適所ってことでプロにお任せしたいです!!
次回はまた明日〜




