↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら、【宝石族のお姫様】になってた??〜贅沢生活はごめんなので、のんびりスローライフさせてください〜  作者: 櫛田こころ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/117

第56話 はじめての手作りスイーツ

 ティーテウの果汁、樹液の油。


 レレンの綿毛にリザーレの卵もどき部分を入れて、ボウルの中でさっくりと混ぜていく。


 ほんのちょっとのクルリの塩も入れて、もにゅもにゅ触れる生地になったら……ケーキドーナツにしたいけど、円は難しいからボール状にしていくわ。


 食べるんだから、持ち易さ優先にするもの。



『なぁに? なにを作っているのん?』

「ドーナツってお菓子なの」

「俺もわからない」

「美味しいものよ?」

「そうか」

『こっち、いい感じだよ~』



 レシアムには油鍋の火の番をしてもらっていたから、少し離れたところにいてもらってたの。


 ちょうどいい感じなら、ボール状にしたドーナツ生地を持って、ぽんぽんと入れていく。揚げ温度は確認したけど、本当に油に似た液体だからかじゅわ~っと、音を立てて生地の周りに泡が出来ていくの。


 多分、大丈夫なはずだわ!!



「ころころ転がしながら、全体に火を通して」



 こっちの様子をセルシスにお願いしている間に。私は、別の作業に取り掛かることにした。あれだけだと素朴な甘みで、少しもったいない感じがしちゃうの。だから、ティーテウの果汁を使って、『蜜』を作っていこうと思うのよね?


 といっても、小鍋の中で粘度を高くするように火を通すだけなんだけど。



「アルマリン。かなり茶色くなったが」

「どれどれ~?」



 小鍋を一旦、浮遊魔法で放置して。油鍋の中を見させてもらうと……たしかに、いい感じのきつね色になっていたわ。


 ひとつを菜箸で掴み、あちあちを割ってみれば生焼けはなし。小さくちぎって全員で味見よ!



『あらまあ。そんなに甘くないけど、ほくほくしていて面白いわ~』

『うん。ほんのり甘いね?』

「そうだな」

「うん。やっぱり、蜜は必要ね??」



 別のボウルに揚げたドーナツを全部入れていき。小鍋の蜜がいい感じにとろとろしたら……そこに投入!


 ころころ転がすようにして絡め、表面が艶々してきたら完成よ!!



「……艶やかだ」

『あら、今度はきれいねん?』

「私とセルシスはフォークを使いましょう?」



 ほかふたりは自分の足に持つだけで大丈夫みたいだから、準備が出来たらそれぞれ口にしていく。


 さくっとした表面。内側はパサパサよりも、しっとり系。


 それらを、コーティングした蜜で甘さを補っているから……ケーキドーナツとしては満足のいく出来になっていたわ!! もぐもぐするのが楽しいくらいのおやつとしては、上出来じゃない?



『あんら。蜜をまとわせただけで、こうも味わいが変わるのねぇ?』

『マリン、美味しいよ!』

「……甘い。リリンの果汁ともよく合う」



 三人の胃袋をがっつりとつかめたとようなので、これは大成功だ。


 なので、無くなるまでティータイムね? と、ドーナツを食べる手が止まらなかった。



「食用油が手に入るとわかったから。もっと、料理の幅が広がるわ。ザクロさん、いいとこ教えてくれてありがとう」

『お安い御用よん。こーんな美味しいご飯も食べさせてもらえるたんだもの。あたしこそ、有難い使い方してもらえてうれしいわん』

「ふふ。揚げ物が増えたんだもの。もっと美味しい食べ方が出来るわ」

『それ。魔物肉で出来るのん?』

「そうね。オークの美味しさはわかったから、出来なくもないわ」

『だったら、お土産に持っていくから。夕飯もご馳走になっていーい?』

「……いいけど」



 Aランクの魔物には、オークの狩りはおちゃのこさいさいって感じなのね? 探す手間が省けるから、こちらとしては有難いけど。


 住んでいるとこは少し離れてても、半同居人が増えた感じになったわ。


次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。