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転生したら、【宝石族のお姫様】になってた??〜贅沢生活はごめんなので、のんびりスローライフさせてください〜  作者: 櫛田こころ


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第52話 魔法をちょっと確認

 【宝石族】だからって、なんでも魔法が使えるわけじゃない。


 属性の関係で、得意不得意はもちろんあるわ。


 私の『ラピスラズリ』は主に結界術を得意としている。


 とわかったのは、城での魔法訓練のときに師匠とかから得た見解だけどね?


 今はあの人たちもいないし、これからのレベルアップは自分たちでなんとかしなくちゃいけない。


 それは、セルシスも同じことだけど。



「ねぇ? セルシスの得意系統の魔法ってなーに?」



 今日は狩りに行くことになったから、事前に質問したかったのよね?


 大人顔負けの探査とかは得意だし、ルチルクォーツの関係で形状変化って特性があるのも知ってはいるけど。



「俺は……雷だな? あと、炎も少し」

「それは石の関係?」

「そうだな? アルマリンは?」

「私は氷! だから、水系統かな~。あと結界とか」

「苦手を補えるな?」

「そうね」



 ほかの属性が使えないわけじゃないけど、得意かと言われれば微妙。そこを特化するか、苦手を克服するのはこれからの課題だし、今日はまず得意系統をメインに狩りを行う予定だ。


 お肉もいいけど、気分的に魚もほしいから今日は湖に行って魚取りをするの。


 身体強化、飛翔を合わせた魔法で、ばびゅんと移動したら、静かな湖畔が見えるだけの光景だった。



(もう本当に、追っ手は来ないみたいね?)



 ザクロさんのおかげで退散させられたから、自由に生活できるのは本当に嬉しい!!


 本格的なスローライフを始めるためにも、食材確保は毎日のたしなみにしなくちゃなんない。


 魔物を食べても死ぬ展開にはならないから……お父様たちには悪いけど、この生活からもとに戻るのはごめんなの。もう戻りたくないわ。



『ん~。奥に大きな魚影が見えるね?』



 レシアム先生もいてくれるから、これからの身の安全についても学べるし。まったくの無学者ではないわよ? そこは大事にしていきたいから。



「凍らせると、ひっぱるのが大変だから……セルシスの出番かしら?」

「というと?」

「ちょっと、弱めの電撃とかを水に伝わらせて。気絶させるだけね? 仮死状態にさせておけば、時間経ったらほかの魚とかは起きるし」

「……面白い」



 というのを、前世のラノベ知識引っ張ってきただけなんだけど?


 それをまさか、リアルに実行できるだなんて思ってもみないでしょう?


 セルシスが岸辺に立つと、なにか呪文のようなものを唱えているのか集中力を高める姿勢になった。私とレシアムは、邪魔にならないように焚火跡の丸太のとこで座っているわ。



「がんばれ~、セルシス~」

『がんばれ~』



 ふたりがかりで応援したら、それと同時に彼は魔法を繰り出したのか。


 少し空が曇って、そこから湖全体に雷の雨みたいなのが、『ピシャー!』と落ちていったわ!!


 得意分野を意識しただけにしても、結構な使い手ね? これは、学び甲斐があるわ!!



「……レシアム。一番大きな魚らしきものが見えるんだが」



 セルシスの言葉に、レシアムはひょいっとそっちに向かって奥の方を観察していく。


 そして少ししたら、前足のひとつを使って『こいこい』と手招きするように動かしたら。



「う~~わ~~」



 私も思わずびっくりするくらいの、巨大過ぎる魚の登場。


 ナマズとかじゃなくて……あれは、なんだろう? ニジマスとうなぎを掛け合わせたような変わった形だわ!!


 私も近くに行けば、その大きさがさらにわかるくらい。三メートルサイズってところかしら??


次回はまた明日〜

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