表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら、【宝石族のお姫様】になってた??〜贅沢生活はごめんなので、のんびりスローライフさせてください〜  作者: 櫛田こころ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/39

第37話 新登場食材は野生の小麦粉?

 オークを狩ることも全然いいのだけど。


 まだまだ『未知なる食材』を探す方が得策かもしれないと思ったの。



「ねぇ? お肉確保もいいけど。ほかの食材探しもしてみない?」



 私がふたりにそう言えば、レシアムが『待ってました』と言わんばかりに尻尾をふりふりしたの。



『ここから少し離れたとこに、また面白いの探知したよ!』

「ほんと?」



 さすがは、レシアム先生。ゴブリンと対決しながらも探査していただなんて器用すぎるわ。


 ゴブリンの巣窟だった場所は、埋葬を全部終えてから去ることに。


 ちょっとだけ疲れたから、身体強化などはせず、普通に徒歩でその場所に向かうことにした。



「……ほかの魔物の気配はないな? アルマリン、少し休まなくていいのか?」

「ありがと、セルシス。そこに着いてからでも全然いいわ」



 セルシスだって疲れているはずなのに、探査をきちんとしているんだもの。感心するしかない。


 探査の魔法。前世だと、アプリとかで店舗検索とかする感じかしら?


 ふたりが出来るんだから、そんなに難しい魔法じゃないはず……と、まずは魔法の基礎基本である『イメージ展開』からやってみる。


 術式の構築は魔力を軸にして、地面へ脈のようにして張り巡らせてみる。その途中に、『魔物』とかそれ以外のものがヒットしたら……多分だけど、探査の完了だと思う。


 魔物のヒットが紫の点のようなものだったら、ほかは赤とか黄色が出てきた?? 黄色が山間の中でうろうろしているけど、こっちには来ない感じ。



(もしかして……追っ手? 賊?? どちらにしても、ここから遠い距離だけど)



 いつか追い付いてきて、交戦する可能性は捨てきれない。


 セルシスはともかく、レシアムは気づいてるはずだわ。だとしたら、なにかしらの妨害策を彼らに仕掛けているとすれば!


 先に歩くレシアムを抱っこし、ぎゅっとしてから呟いてみた。



「……いろいろ、ありがと」

『? 何のこと?』

「今は、それでいいわ」



 セルシスにもバレたら、色々面倒事を片付けようとするだろうし? 大人の外見でも、彼だってまだまだ子どもだ。私のように転生者じゃないし、時間をかけて対処してきた方法をそのまま試せるとは限らない。


 彼との出会いも、レシアムが許可を出したから叶ったようなものか。婚約候補の地位を捨ててまで、私を友人として気に入ったのは本当なのはわかっている。


 なら、この生活を今しばらく堪能するまでよ。


 途中で、私の外見が成長しちゃって、『美女スタイル』になったら事情は変わるかもだけど。


 それは、その時になったらなんとかすればいいもの?



『ほら、次はあそこ』



 到着したところは、洞窟とかじゃなくて開けた原っぱのような場所。


 だけど、同じ植物が群生しているのか。ルルクやリリンの実のような蔓草に自生するものじゃなくて……なんというか、綿毛?をイメージしやすいものが草の先端についてた。熟れた果実の中から覗いている感じね?



「これ、食べれるの?」

『このままだと無理だけど。たしか、人間とかでも『パン』をつくるのに粉として使ってたね?』

「粉……え? これ、小麦粉??」

「俺にも、そうは見えないな?」

『綿毛の部分を触ると、固体化するんだよ」

「「へぇ~~??」」



 セルシスと感心しちゃった。とりあえず、一株の先端を触ってみると……たしかに、綿毛部分がぱらっ、として指に白い粉がついた。あんまり舐めたくはないけど、レシアムが『粉』というからには大丈夫と思って舐めてみる。



「……うん。この独特の粉っぽさ。薄力粉とかと同じね?」

「はくりき?」

「えーと、水とかを加えても粘り気が少ないことかしら?」

「曖昧なんだな?」

「私も料理経験、前世じゃそんな多くなかったもの?」



 今の生活だって、キャンプで培ったものを多少活かせているだけだ。


 とりあえず、綿毛を固体化させないように注意しながら収穫して。


 拠点に帰宅したら、作ってみたいものがあるからと、フーリスの葉をまずはスライスすることにした。

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ