表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら、【宝石族のお姫様】になってた??〜贅沢生活はごめんなので、のんびりスローライフさせてください〜  作者: 櫛田こころ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/31

第28話 精霊様のご加護もあり?

(ふふ。こんなに楽しい生活が出来るだなんて……手助けした甲斐があったかも)



 ぼくはレシアム。ラピスラズリの精霊。


 精霊だけど、ほとんど石そのもの。


 本来なら、現世に留まらずに……神域とも言える、『狭間』で生活してる存在だ。


 ラピスラズリを司る、ぼくの血縁にもなっている【宝石族】の子が呼んだような気がして……あの日、びっくりして現世に顕現しちゃったんだけど。


 外見はすっごく幼い子が、自活しようとしていたのに、驚いたんだ。



(……なに、あの子? 面白い!)



 隠れて様子を見てたんだけど。王族のはずなのに、汚れ仕事を苦にもしてない姿勢が好ましく思えたんだ。


 毛布の中で、いつ声をかけようかタイミングを見計らっていたけど……なかなか難しくて。寝るってなったときには、獣っぽい態度で示してみたが魔物じゃないのはすぐにバレた。


 仕方がないので正体を明かしたけど、それ以上にアルマリン……マリンの正体の方が凄かった。


 神が操作して、転生させたという奇跡の存在。


 そんな彼女に、ちょっと付いていきたい気持ちで契約を結んだんだ。


 そして翌日から……久しぶりに口にした食事がとても満足できるものだったり、拠点なんて楽しいことを作ったりしたけど。



(まさか、まあ。最凶の盾も絆しちゃうなんて……)



 追っ手のことも、懐に入れる寛大さには感心しちゃうな? 外見だけは成人していても、根本的なところはセルシスもまだまだ子ども。


 マリンはちょっと『子どもっぽい』以外はしっかりし過ぎている。肉体との調和がズレているだろうに、いつ成長してもおかしくないのが起こっていない。となると、神がそこをうまいこと操作しているのかも。



(ぼくの姿が、顕現してこれなら……成長する手前で、もう少し変わるだろうし?)



 人化こそはしていないが、獣形態から抜け出せていないのは……まだ、マリンには秘密にしていることだ。


 正体がこれ、と思わせているのはセルシスが合流しなかったら早いうちに打ち明けていたけど。まだそこは、様子見しなくてはいけない。


 肉体と精神の相互性が、マリンの場合うまくいくまでに時間がかかるとしたら。


 相性のいい、ルチルクォーツのセルシスが傍にいてくれるのであれば……ぼくは、守護として見守らなくてはいけない。


 恋情に近い感情を、セルシスもだけど……マリンも自覚がないところで育んでいるのだから。


 歳だけは大人のぼくが、親代わりとして見守っていないと……箍が外れ過ぎたら、大変だからね??


 王城の子たちには悪いけど、自由奔放に生きる大切さをこの子たちは自分でなんとかしようとしているんだ。


 窮屈な生活を虐げるだけの、形だけの守護にはもう戻れない。


 供物だけを食して、清浄な身体にしようとしていたかつての弱い子たちの風習じゃないんだ。


 清く、強く、勇ましい生活を取り込まないと……世代交代は成せない。


 神の(しもべ)とされているぼくら精霊が納得しているんだ。この生活を。


 だから、返してあげないよ~?


 マリンたちには内緒にしているんだけど。セルシスが辿ってきた痕跡、今は追っ手の子たちが混乱するようにあちこちに張り巡らすようにしてあるんだ。


 セルシスだけは、マリンとの繋がりが濃いから……連れてきて、あげたんだけどね?


 予想以上に、理解が早い子で感心したんだ~。


次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ