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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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心優しい

 服を脱ぎ終えて少し離れた岩の上に置くと、咲希は和輝と距離を取って言った。

「もう、目ぇ開けて良いよ? 心優しい私は、特別に許してやる」

 咲希のその言葉に和輝は、ニヤニヤと喜び目を開いた。そして咲希の服を見つけるとその隣に自分の服を置き、咲希のところへと猛烈ダッシュで駆け寄った。

「石鹸とかはさすがに持ってないけど、頭とか流すくらいは出来るだろ? それに擦ってれば、少しは汚れも落ちる筈だよねきっと。血、流そ」

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