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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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上機嫌

 そう言ってニッと笑う咲希を見て、和輝はこう思った。

”咲希ちゃんと一緒にいられるのなら、家に帰れなくなったって構わない”と。

「ジロジロ見るな、変態の中の変態だなお前は。でも知ってるからもういいや」

 異様なほどに上機嫌だった咲希は、ニヤニヤとして見つめる和輝に対して何もしなかった。それどころか、タオルを持っていない右手で和輝の左手を掴んだのだ。

「川だからちょっと冷たいかもだけど、そっちの方が温泉だって気持ちいいさ」

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