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サクラのキセツ 陽  作者: 斎藤桜
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変態の行方

 これで邪魔者はいなくなった。私は変態と、和輝と二人きりになれた訳だな。


 しかし父上は、どういうつもりでこの手紙を書いたのであろうか。


 序盤は一葉が危険だと言うことが書かれていた。その後は、豚の狙いが私本人だと言うこと。この二つはありがたいと思う。それだけでいいと言うのに……。


 父上、どうゆうこと?

 私はどうすればいいの?


 和輝のこと、殺したくなんかないよ。たとえそれが父上が命じたことでも、和輝のことを殺したくなんかない。

 それにより私が反逆者となるならば、それだって構わない。


 和輝と一緒にいられるならば、私は父上と敵対することになっても構わない。


 だって、こんな奴滅多にいないと思うぞ?

 だから、手放したくなんかないんだよ。


 とは言え、父上と敵対なんて勿論したくない。


 この命を取り消しては貰えないだろうか。

 お願いを手紙でするのは失礼か。なんとしても説得出来るよう、私の本気を理解して貰えるよう、今から父上の下へと向かおうか。

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