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「皆の者、これをみなされ、これは皆が死をもたらす物と呼ぶ荒野から舞い降りてきた砂じゃ、皆は悪魔の砂というが、わしはそうは思わん。遥か昔神が言われた。この砂は我らが生きる糧とせよ、我らが滅び行く種族なのか、はたまた、この星が元の緑を取り戻すまで大切な息吹を育てる役目をおおせつかった天からの使者なのか…さあ、みなの者 この砂に聞くがいい、我らは滅び行く種族なのか」
ランルーサはそういうと、ダーイの草笛のメロデイにのせて唄を歌いだした。
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さあ皆、耳をすますのだ
この砂のささやきを
天のささやきの中にいる我らの友の声を聞こうではないか
我らは立ち上がる時なのか
誰かを犠牲にしてまでも
さあ耳をすませ、神の声はとても小さい
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ランルーサが唄い終わると、また語りだした。
「ここは、お前達の墓場でも牢獄でもない、人がこの世に誕生するまで母の胎内で過ごすように、ここはこの星の母なる胎内の中、我らはここで来るべき時まで待っているのだ。この星は生まれ変わろうとしているのだ。我々は待たねばならない、この星が生きる力を得るその日まで、母なる大地で生を受け、新たな命をはぐくみながら。さあ! 今日も唄おうではないか母なる大地と緑豊かなこの地の恵みに感謝して」
ランルーサはそう言うと、肩にかけていた大きな白い布から両手を天に向けてつきあげ白い布を体から剥ぎ取った。
するとそこには白いロングドレスを身にまとい、水のように流れるような髪をなびかせたランルーサの姿があった。
その時舞台のそでにいたダーイが再び草笛を鳴らし始めた。
そのメロデイーにあわあせるかのようにランルーサがまた唄い始めた。
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朝が来て砂の思いを口ずさむ時
我らの記憶に語りかける
去り行くもの、生まれくるもの変わらぬ営みの中で
我らは今、何をすべきかと
神の声と共にただ祈るもの
立ち向かい、傷つきゆくもの
我らは今、何をすべきかいつ聞こえてくるのか誰もしらない
だから耳を澄ますのだ。
天から舞い降り、砂にのって聞こえてくる
小さなささやきに耳を傾けながら
楽園はお前達のすぐ目の前に広がっているではないか?
何を不満に思う
さあ、耳を澄ますのだ
我らが進むべき道しるべを見失うその前に
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「さあ、人々よ今宵は聖なる夜、歌い踊りそして語りあおうではありませんか。私達が生かされているこの大地で聖なる神が流した涙が再びこの果てなく続く台地の乾きが癒されるその時まで」
ランルーサはそういうと頭をさげた。
その後、大喝采が起きた。そしてなんとランルーサは優勝したのだった。




