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87、セーブデータ

魔王「なぜだ。勇者のやつらは、何度死んでも蘇ってくるぞ」

配下「それは、勇者たちはセーブしてるからですよ」

魔王「セーブとは、恐ろしい技だな」

配下「セーブは勇者の基本ですよ」

魔王「しかし、どうしたものか」

配下「一発で、勇者たちを黙らせる秘奥義がございます」

魔王「よし、それを使って勇者と戦おう」


勇者の攻撃、バシッ、魔王に300ポイントのダメージを与えた。

魔王はセーブデータを攻撃した。魔王の攻撃、バシッ、セーブデータに300ポイントのダメージを与えた。

勇者は逃げ出した。

勇者「セーブデータだけは壊しちゃダメえ」

勇者は泣いて逃げた。これだけは大事だもん。


勇者の中の勇者が現れた。

魔王はセーブデータを攻撃した。バシッ、痛恨の一撃。セーブデータに800ポイントのダメージを与えた。セーブデータは壊れた。

勇者の中の勇者は、かまわず魔王を攻撃した。

魔王「なぜだ。なぜ、セーブデータが壊れても向かってこれるんだ」

勇者の中の勇者「セーブなんてしてるやつは所詮、モグリよ。ノーセーブでクリアするのが真の勇者」

魔王「やっぱりい」

魔王は力尽きた。


友人A「でも、いるのか、一回もセーブしないで魔王を倒すやつなんて」

友人B「そりゃ、いるぜよ。日本に数人くらいは。一回もセーブしない本物の勇者が」


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