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74、神様にも内緒
「わたしはもう二十六歳だし、夫もいるのです。この神社の巫女であるわたしは、夫以外のものと仲良くするわけにはいかないんです。あの、例え、どんなにあなたのことが好きでも、神様によって、止められているのです。わたしは神様を裏切れません」
「それじゃあ、それじゃあ、神様にも内緒で、二時間だけ」
女は数秒、無言だった。
そして、ゆっくりとうなずいた。
「はい。神様にも内緒で」
どうせ、神様のつくった規則なんて、適当さ。神様は悪戯好きで有名だから。だから、僕らも、ちょっとした悪戯を。大人の悪戯を。




