表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/131

49、破れ草履

 書道展に行ってみた。読める文字は日本語なのに関わらず、わずかだった。読めたのは五十あるうちの四つか五つ。その中に、破草履という書があった。上手だか、下手だか、覚えていないが、良い言葉を選んだものだ。

 破れ草履。かつて、宮本武蔵が戦いの前に、草履の鼻緒が切れるかもしれないとまで危惧して、草履が破れないように万全の体制を整えて勝負に挑んだことばである。剣豪となるに、これくらいの心構えがなければ勝てない。運で負けたなど、いいわけにならないのだ。

 思うに、この自民党の大敗でも、負けたものはいかなるいいわけもしてはいけない。しょせん、破れ草履である。天下を歩くに不足な心構えをしていたのだ。


 余談だが、歴史上、理想郷が築かれた記録をおれは二つ知っている。秦の始皇帝とムハンマドのイスラムだ。しかし、それは現代では地獄だとされている。なぜなら、トップダウンだからだ。理想郷はボトムアップでつくらなければならない。トップはただ、立っているだけでいいのだ。

 始皇帝のつくった理想郷をくずした陳勝こそ、中華一の人物ではないか。燕雀いずくんぞ。王候将相いずくんぞ、種にあらんや。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ