42、猥褻文化討論会
識者 「つまり、A女史の書いた漫画には女性の陰部が描かれており、青少年に見せるには不適切だといっているわけですよ」
A女史「わたしは、男性に女性のことをよく知ってもらいたかったんです。男の子に読んでもらいたかったんです」
識者 「男の子に読んでもらいたかったって、それが猥褻画を出版したいいわけでは、通らないでしょう。だいたい、いい大人はみんな本物の裸体を見ていくんですよ。それをわざわざ公開して、それだけで文化だ、芸術だといわれても、つまらないんですよ。女性の陰部を見たことのある大勢の男性にとって、そんなまがい物を努力して作り上げて公開してくれなくてもいいんです。わかりますかね。幼稚なんですよ。ただ、猥褻なものをつくれば注目を集められるという発想が文化水準が低いんです」
へげぞ「ちょっといいですか。つまり、A女史は、セックスこそが最高の芸術だといいたいわけですよね。それはひとつの正しい答えだと思いますよ。まあ、おれが目指しているのはセックスより上ですがね」
識者 「セックスより上には何があるんですか」
へげぞ「それはおれの書いたものを読んでもらえれば、なんとなくわかるようにできています。セックスより上のものには、真善美、高度な文明などがあげられるでしょうかね。いや、セックスはそれらと互角の戦いをするでしょうか」




