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37、決定論
「はははっ、おれはビッグバンだ。おまえたちはすべておれに決定された因果律を生きているのだ。這いずりまわれ、虫けらたちよ。踊れ、人形たちよ。すべてはおれのなすがままだ」
ビッグバンはのたまった。
「そうはいくか。僕らにも僕らの意思がある。僕らは宇宙の一部であり、未来を決定する一部なのだ」
魔界塔士が答えた。
「なぜだ、なぜ、おまえたちに意思がある。なぜ、おまえたちに主体性があるんだ」
ビッグバンは理由がわからずに、唸った。
「気づかないのか。僕らはあなたの一部であり、あなたは僕らだということに」
魔界塔士はいう。
「おまえらがおれだと? どういうことだ。おれはおれ、おまえらはおまえらのはず」
ビッグバンは首をかしげる。
「ちがう。僕らはビッグバンの一部、未来を決定するビッグバンの末裔なんだ」
そして、魔界塔士が未来を決めた。
※私は決定論者ですが、世間を生きるには非決定論者でいた方がよいように思えますが、この作品に書いたアイデアというか思想が、世間の決定論には反映されてないので、あえて書き記します。




