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122、靴屋のドラゴン

 ある日、靴屋の屋根の上にドラゴンが住み着いて、眠り始めた。それだけならいいのだが、ドラゴンは時々、炎の寝息を吐くので、怖がって誰も靴屋に入らなくなった。

「ぐおーすか、ぴーぴー」

 ドラゴンは熟睡中だ。靴屋は客が来ないので、大変に困ってしまった。

 靴屋に客が来なくなって、七十日目のこと、ある旅の一行がドラゴンの炎の寝息を恐れずに靴屋に入った。

「ほら、勇者。この靴屋、魔法の靴を売ってるよ。これで、旅が楽に進むわ」

「うん。ドラゴンが寝てるんで、どんな悪徳な靴屋かと思って来てみれば、びっくりだね」


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