120、不可知論の神との戦い
「わからん」
「不思議ですね」
「なぜ死ぬのだろう」
「わかりません」
ジュゲムとトゲゾーが相談していた。ここ最近、原因不明の死者が多発しているからだ。
「誰かに殺されているのではないだろうか。これは他殺の可能性が高い」
「はい。それも、何か大きな力の存在を感じます」
ジュゲムとトゲゾーは死体から死因を探る。すべての死体が密室で殺されている。殺人犯はただものではない。
そして、ジュゲムもまた、密室へと入り、就寝することにしたのだった。密室殺人。ジュゲムも当然殺された。ただし、ジュゲムは死ぬ直前にトゲゾーに殺人犯の正体を書き記した。
『トゲゾー、我々を殺しているのは神だ』
トゲゾーはびっくりした。ついに襲ってきたか。神がどこにいるのかわからない。しかし、戦わなければならない。トゲゾーも密室へ入っていった。
神の動機は不明。
神の殺害方法は宇宙全能変異。
ごくり。瞑想するトゲゾーに神の攻撃が加わった。
神の介在により、トゲゾーの存在が変異する。トゲゾーが死んだことになるところだった。しかし、トゲゾーは強かった。神の全能の攻撃を否定して、無限連続防御をすることができた。トゲゾーは、『神との矛盾関係』という能力をもっていたため、神の全能を否定できた。無限に連続して襲ってくる神。
トゲゾーは反撃に出る。
神がどこにいるのかわからない。何でも、トゲゾーが学んだところによると、神は人には決して知ることのできない不可知な存在らしい。
トゲゾーは、『よくわからんものをぶち殺す能力』を発動して、九次元全能任意変異を行った。不可知な神に攻撃が当たったのかどうかもわからない。トゲゾーは、再度の攻撃に備えた。しかし、神からの攻撃が終わっていた。トゲゾーは神は死んだのだと判断し、戦いを終えた。不可知の神はこうして死んだ。




