115、吸血鬼マモネード
むかしむかし、あるところに、真面目な男の子とちょっと対人恐怖症な女の子がいた。男の子の名を弾九、女の名を樹音といった。弾九と樹音はそれは仲の良い幼なじみで、お互いに将来、結婚しようと約束した許婚だった。二人の交際はお互いの両親の認めたところなので、万事、二人が幸せな結婚をするのを疑う者はいなかった。
しかも、弾九は、歳を重ねるたびにやせ細った優男に育ち、樹音も、目を疑うばかりの美少女に成長していたのだから、町中の知り合いが二人の幸せな結婚を噂してやまなかった。弾九も樹音も、結婚の日を顔を赤らめて待ち望んでいた。
そこに現れたのが、豪華絢爛な装飾に身を固めたマモネードだった。マモネードは、死と夜の薫りがした。マモネードは、道を歩く美しい樹音に目を留めたのだった。
「お嬢さん、道を尋ねてよろしいでしょうか。よろしければ、そこの裏に止めてあるわたしの自動車まで来てくれませんか」
平和な町で育って、何の警戒心もなかった樹音は、はい、わかりました、とついていった。
「お嬢さん、車に乗ってください。こら、いうことを聞け。のれといったらのらないか」
と無理矢理、マモネードに自動車に押し込められてしまった。樹音がさらわれる。ピンチだ。そこに、いつもすぐ近くにいる弾九くんが樹音を助けに来た。
「何するんだ、おじさん。今すぐ、樹音を離せ」
「おや、噂のお嬢さんの恋人だな。悪いが、離すわけにはいかないよ。とっとと、帰りな、クソ坊主」
と、弾九はマモネードに蹴り飛ばされたのだった。
マモネードの自動車は樹音を乗せて、走り去っていった。弾九には、警察にかけこむことしかできなかった。
美少女樹音は、マモネードにいった。
「わたしをさらってどうしようっていうの」
「それはもちろん、身代金をもらうのだよ。これは、誘拐というやつだ。そして、おまえはわたしに抱かれて犯されるのだ」
「ふん、誰があんたなんかに」
「今はそう思っても、すぐに抵抗できなくなる。わたしは吸血鬼マモネード。わたしに血を吸われた乙女は、みな、わたしの虜になるのだ。おまえは、わたしを心の底から愛して犯されるのだ。はははは、あの弾九とかいうクソ餓鬼が笑えてしかたないわ。せっかく自分の魅力で虜にした女を手を触れるだけで手放すことになるなんてな。おまえが身代金の変わりに家に帰る頃には、おまえは好きでもないわたしの子を妊娠しているだろうよ」
「きゃあ」
吸血鬼マモネードが樹音の首にかぶりついて、血を吸った。すると、樹音は頭が朦朧として、まるでマモネードが千年来の恋人のように思えるのだった。
「さあ」
マモネードは樹音の服を脱がす。おっぱいをもむと、柔らかくて大きかった。この娘、巨乳だ。内腿をなでさすった後、秘部に手をやると、樹音は迫り来る快楽を予感して、たまらなくなった。すさまじい快楽が樹音に触れようとしている。
「ああ、ああ、ああ」
樹音が自ら腰を動かし、騎乗位でマモネードと性交していた。もう、がまんできなかった。それから、一週間、毎日、樹音は、マモネードと一日中、性交しつづけていた。ああ、純真な弾九の思いはどうなるというのか。樹音は、上になり、下になり、マモネードと性交しつづけた。
一週間後、ようやく、弾九が警察とともにマモネードの住処を見つけた時には、すでに、マモネードは美少女樹音の体をたっぷりと楽しんだ後だった。
「樹音から離れろ、マモネード」
「はははは、おそかったな、少年。この少女はすでにわたしがいただいた後だよ」
それを聞いて、二人の恋人は爆発した。
「ふざけるな、樹音を返してもらうぞ、マモネード」
「そうよ。おじさん、たった一週間、わたしを抱いただけで威張らないでよね。わたしと弾九は、八歳の時から六年間、毎日隠れて千五百回はセックスした深い仲なんだから。これくらいで、落ち込むわけないでしょう」
樹音が弾九の首筋に噛み付き、弾九も吸血鬼になったら、もう、二人は吸血鬼マモネードを追い出してしまった。




