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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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74話 音楽の装備

船を走らせ数十時間、音楽が聞こえる国にたどり着いた。

「いい音楽が聞こえてくるね……」

「そうだな、ここはおそらく音楽の国か……それともパレードを今やってるのか」

私たちは国のそばに船を泊め、中に入って行った。

「わぁお、路上ライブをしてる人が多いな」

「だねぇ、仲間いるかなぁ」

ニアスはセイレーンがいないのかと周りをきょろきょろとしていた。

「楽器を売ってる店が多いなぁ」

ここの国は冒険者向けの建物が少ないように感じられた。

「何か買っていく?」

「マイクとスピーカーが欲しい」

ニアスはそう言っているが後ろでシモンさんがブツブツとこう言っていた。

「ここに二号店を展開しようぁ」

どうやらまんじゅう屋をここに展開しようとしていた。

「それでスピーカースーツっていうのがあるけど」

「でもその代わりに肌面積が広い」

「……一度着てみる?」

ニアスはスピーカースーツを着た、セイレーンの体も含めてだが……とっても素敵だ。

「いいんじゃあないの?」

「そう?なら奢って?」

「いいよぉ?」

そう言ったのはシモンさんだった。

「……黙れ変態」

ニアスって恥ずかしいっていう感情ってあったんだ……

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