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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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53話 簡単な仕事

私たちはここに来た理由をアラクネに言った。

「空気を通さない布を作りたいんだけど、どうしようかなって」

「ああ、普通の布では作れないのよね、待ってなさい」

アラクネは奥からタンクを持ってきた。

「これを持っていきなさい」

「サンキュー、これはナフサっていう液体」

「ナフサ……元居た世界にもそういう物質はあったなぁ」

「そうなのか?これを焼いて空気を通さない布にするんだ」

「……それでね、お願いなんだけどさ……その……イコルをここに連れてきてもらいない?」

「どうしてなの?」

「最近顔を見てないから」

「わかった、イコルに母親が悲しんでると言っておくよ」

そしてダンジョンからナフサという液体を持って帰り、イコルにこのことを伝えた。

「なるほどね、一度、顔を合わせないといけないのかなぁ」

「どのぐらい顔を合わせてないの?」

「大体1か月ぐらい」

「過保護すぎないか?」

「いいや、過保護だったら5日で顔を見たいって言ってくる」

「そうなのね……」

そうしてエマさんは工場に一人こもりっきりで作業をしていた、その間、わたしたちは特訓をしていた。

「ほら、そのトンファーは飾りか?」

マリーさんにトンファーをもらった、理由は近づかれたら有効打がないから近接武器を極めろと言う事だった。

「ねぇ、何故トンファーなのか知りたいんだけど?」

「最初に剣だと自身の体を切るじゃないか」

そうして私はマリーさんの事をボコボコにしてやろうと思ったが、全然歯が立たなかった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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