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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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52話 洞窟の奥さん

ダンジョンの前にたどり着くとエマさんはハンマーを取り出した。

「これが私の武器なんだ」

「そうなんだ……」

小柄な体系とは正反対に体より大きなハンマーを持ってダンジョンの中に入って行った。

「私も行かないとね」

私はダンジョンの中に入って行った、エマさんの後を追っていくと鉱石やら蜘蛛の糸が張り巡らされていた。

「ここのボス、アラクネなんだけどさ、空気が漏れない布を持ってるかもしれないんだよね」

「そうなの?」

「ってマリーはどうしたんだ?」

「あそこで石を触ってる」

マリーさんは石を眺めていた。

「きっとあいつは宝石を探してるんだ、本来の目的と違うが、宝石は数百万Gで売れるからな……」

そう言っているうちに最深部にたどり着いた。

「魔物いなかったね」

「このダンジョンは魔物があまりいないんだよねぇ」

すると大きな蜘蛛が天井に張り付いているのが見えた。

「あれだね、あれを落とせる?」

「落とせるけど?」

「じゃ、落として見せて」

私はナイフで蜘蛛の糸を爆破した、すると蜘蛛がぺちょっと落ちてきた。

「……受け身を取らずか」

その蜘蛛は私を見て急に近くに来た。

「って危ない!」

蜘蛛が私の前髪を触ったと同時にエマさんがハンマーを振りかぶっていた、だがそのだけ気は外れた。

「……これ、イコルのだ」

「……ほぇ?」

「イコルは今どこにいるの?」

私を押し倒し、イコルの居場所を聞いてくるアラクネ、ハンマーが地面にめり込んで取れないエマさん、そして宝石探しのマリーさん。もうこれめちゃくちゃだよ。

「ごめんね、押し倒しちゃって、前髪にイコルの糸がついてたからつい」

「……一応……どなた?」

「イコルの母親です」

「だとよ、エマさん」

「いや私に言われても何も分からない」

「いい加減私を押し倒すの、やめない?」

「ごめんごめん、興奮しちゃって」

アラクネは私を押さえつけてある手をどかし、手を差し伸べてくれた。

「ほら、手を貸してあげる」

「……繭でぐるぐる巻きにしないでね」

そして私たちはここに来た理由を話した。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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