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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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48話 行列

私は二人を落ち着かせようとして街に行こうと言った。

「どこに行くの?」

「そうだなぁ……マリーさんの街にするか」

「……あのぉ?私この前襲った街なんだけど」

「いいじゃないの、どうせ私がついてるんだし、変な事をしない限り石とか投げられないよ」

「そうなのか……?なら行ってみるか」

そして私たち3人はマリーさんの街に向かった。

「しっかしねぇ、ハッチの背中、とても快適だな」

「あおん」

「そうだね……」

「イコルの服って、いつ買ったんだっけ」

「そりゃ蜘蛛の糸出せるんだから自分で服を自作できるよ」

「ならこの服は……」

「私の糸から出来た服だね」

「わぁお」

そう言っている間にマリーさんの街に着いた。

「さて、着いたっと……」

街の中は自販機やら電線やらで張り巡らされていて、転生前の景色と遜色がない。

「わぁ、これなんだろうね」

「これ、自販機だね、飲み物は何だろう」

私は試しに自販機から飲み物を買ってみた、すると出てきたのは缶だった。

「缶だね」

「缶だな」

「金属だね」

自販機の横にある缶切りを使って缶を開けるとお茶が入っていた。

「……これ飲んでもいいんだよね?」

「いいと思うよ、だってルンダが買った飲み物だからね」

「じゃ……」

私はその飲み物を飲んだ、烏龍茶だった。

「……ペットボトルとかないのかな」

「ペットボトル?なにそれ」

「透明だけど使い勝手がいい容器なんだ」

「へぇ……」

「じゃ、他の場所、行こうか」

そして私は公園に行き、とりあえず休憩することにした。

「体力なさすぎじゃないの?」

「いいや、休憩は定期的にとった方がいいんだ」

「そっかぁ、遊んでくる!」

ハッチは公園の中を走り回りに行った。

「……元気いっぱいだなぁ」

「だね」

その時、大きい道路の方で声が騒がしくなった。

「騒がしいな」

「どうしたんだろうな」

「……見てくる」

私は大きい道路の騒ぎを少し見ようとした、そこには見た事のない人たちが歩いていた。

(なんだあの服装……それに剣もちょっと形が違う……)

その行列はマリーさんが住んでいる城に向かって行った。その時兵士がこう言っていた。

「フシ……フシ……」

(何だったんだろう、あれ)

私は公園に戻り、椅子に座った。

「ふぅ、行列が跋扈してたな」

「そうか、……知らない人たちだったか?」

「そうだね」

私たちは移動し、まんじゅう屋に向かった。

「まんじゅう屋だ……どんなの売ってるんだろう」

ショーケースを見ているとどんどんよだれが垂れてきていた。

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