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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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38話 勇者の子を使ったおとり

「さて、話の続きなんだけどさ、悪霊たちはどうして夫を狙ってるんだろう?」

「勇者の血統と不死の薬を飲ませてる以外で何か思いつくこと、あるのかな~?」

「いやないな、絶対血統か不死の薬でしょ」

マリーさんは一つの結論を導き出した。

「不死の薬が欲しくて夫に接近してるのか?」

「その可能性はあり得るぞ、ならマリーさんの夫を木に吊るしておいて悪霊が来るかを確かめましょ」

「駄目だろそれ、なんなら頭に血が上るぞ」

「そっかぁ」

すると一花さんがすかさずこう言った。

「なら悪霊を捕まえて何故マリーさんの夫を狙うのかを聞き出したらいいんでは?」

「……そうだな、じゃ、夫を何もない場所に連れ出す、そして一花たちは草むらで隠れて」

「わかったよ」

「なら今日は解散!」

そして各々散らばっていき、私は魔力タンクをじっくり見ていた。

(精巧に作られているな……エマさんってもしかして凄腕の人?)

私は夕方まで暇になる、だから私はあたりを飛び回り、うまく飛べるように練習を重ねた。

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