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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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37話 悪霊たちの目的

子供のフェンリルを私は抱きかかえると窓からマリーさんが飛び込んできた。

「ねぇねぇ、聞きたいんだけどさ……悪霊たちの目的って何だろうね」

「悪霊……あの男たちの目的は分からないな」

「そうか……なら一花にも聞いてみる」

マリーさんはドアを開けようとした、すると一花さんが勢いよくドアを開け、マリーさんを壁に潰した。

「あれぇ?どうしてだろう~ドアの立て付けが悪いなぁマリーィ~」

「ごめんて」

「どうして窓を破壊しまくるんだ?教えてくれよぉ~」

「透明だから見えないんだよ!だから仕方ないんだよ!」

そしてさっきのことを話した。

「悪霊たちの目的……ね、私にもわからん」

一花さんは子供のフェンリルを撫でながらそう言った。

「分からないかぁ……でもね、私の夫がアンデッドに会ったって言ってた、まぁあいつは1対100でも勝てるんだけどさ」

「マリーさんの夫って勇者の息子だっけ」

「そうそう」

「へぇ……勇者の息子ね……」

「そうだな……今思えば勇者と魔王が居た時代、面倒な事無かったな」

「それは勇者が解決してたからじゃないの?」

「悪い事したら魔王軍と勇者からの制裁が来るからそれで出来なかったって言う事なのかな」

「私その時にこの世界に居なかったからね……わけわかめだよ」

「勇者と魔王がいなくなったらすごい悪い奴が現れる……つまり増えるわかめだな」

「水に漬けたら増えるわかめ~ってアホ!」

ボケをかましたらマリーさんがツッコんでくれた。ちょっとうれしい。

「うーん、マリーさんの夫に何か秘密を隠してるのかなぁ」

「例えば浮気とか」

「浮気してたら私が既に血祭りにあげてるよ」

マリーさんはすかさずそう言った、束縛するねぇ……

「じゃ、何か貴重なものを持っているか」

「勇者の血統で……不死の薬を飲ませてる以外、普通の男だよ」

「夫にそう言うのが尊敬です」

私の部屋で話をしているから二人が起き上がった。

「おはよ~ってなにこれ!?処刑しに来た!?」

「私……美味しくないよ!?」

「食べないからほら、座りなよ」

マリーさんは無理やり二人を話し合いに参加させた。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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