21話 伸びしろ
ぶっ倒れたところに回復魔法をかけてくれた。
「ありがと……」
「無茶しすぎて吐いてるじゃないの……やりすぎたかな」
「やりすぎだよぉ~って言ってもスーデのやり方だもんね……」
そうして私は一花さんに担がれて建物に運び込まれた。
「さて、ご飯よ」
「……ハッチのは?」
「あるよ、はい」
「わおーん!」
そうして私たちはとにかく体力を回復させるため、食べ物を食べた。
「しかし、魔力はこれで増えたはず、一旦的にナイフをぶち当ててみて」
すると的を投げた。
「へぇ、ナイフを当てろってこと?」
私は魔力で作ったナイフを的に当てた。
「魔力がさっきより余計に増えている……まずい!」
スーデさんが的を蹴り、窓の外に蹴った、そして爆発は前よりも強くなった。
「……ナイフを生成するときの消費魔力は……今の魔力量に比例するのか……」
すると私に変なマスクをかぶせてきた。
「これは魔力をより効率よく吸収するマスクだ。息苦しくなるが、呼吸法では一番空気が吸いやすい奴があるぞ」
「何だこれ……息が続かない」
(これ本気で殺しにかかってるでしょ……)
そうして私は息苦しいマスクをつけられ、おまけに高濃度の魔力の霧の中にぶち込まれた。
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