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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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19話 小手調べ

一花さんにとある場所に連れてこられた。

「いるかなぁ~?」

一花さんは誰かを探しているようだ……いったい誰を呼ぶんだ?

「私は一旦ここに座っておくよ」

「いいよ、どうせあいつが来るまで、暇なんだし……ってフェンリルちゃんもついてきていたのね」

「あおん」

私とフェンリルちゃんは仲良く座っていた。

「そういえば、名前あるの?」

「ないよ」

いつの間に人間の姿になってたんだと突っ込みたくなるが、もう慣れた。

「なら…………何にしようか」

「……ハッチがいい」

「ならその名前で!」

「ふふん」

ハッチのしっぽがブオンブオンと振っている、どうやらうれしいようだ。

「連れてきたよー」

一花さんが連れてきたのは仲間にいたら頼りにならなさそうな人だった。

「寝起きなのにどこに連れていくのよ」

「ほらほら、特訓してあげて」

「ん~?」

細い目でじろじろと私とハッチを見た。

「……ひよっこ」

「ひよっこって……まぁ、転生してきたばっかりだからね」

「どうしてここに来たの?」

「一花さんに連れてこられた」

「一花~どうしてめんどくさい役割を押し付けるんだよ~?」

「ごめんごめん、だけどこのままだとあの男たちに狙われ続けるから」

「……最近湧いてきてる石人か……狙われるってことは、何か狙いがあるのか……?」

そして私とハッチの頭上から水が垂れてきた。

「ほら、我慢我慢」

やけに冷たい水が私の頭を濡らしていった。

「……これには何か理由があるの?」

「精神を鍛えるんだ、それで、こいつらにはペンタグラム、あるのか?」

一花さんは答えた。

「ルンダ……男経験なしの子は一応ある、フェンリルちゃんはない」

「そうか、それでペンタグラムを見せてもらうか」

「……的ない?」

「的か、ならこのリンゴを的にしてみようか」

一花さんが連れてきた人はリンゴを宙に投げた。

「このリンゴに向かって何かをしてみろ」

「ああ、分かった」

私はナイフを生成し、リンゴに見事に突き刺した。

「へぇ、命中精度が高い、だが余計な魔力があるな」

「そう言うのはまだ早いんじゃない?スーデ」

「それってどういう事なんだ?」

「ほら、ルンダ、発動させてみろ」

「発動……このナイフはまさか!?」

私はナイフを爆発させ、すかさずスーデっていう人は下にコップを置いた。

「……なるほど、爆発するナイフを出すことができるのか」

「いや、違うな。触れた物を爆弾にすることができるペンタグラムだ」

「そうか……使いどころはたくさんあるな」

そうして特訓が始まった。いや、始まってしまったっていう表現が正しいのか。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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