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{完結済み}名を知らないものへ捧げる爆裂の鎮魂歌  作者: 猫こんた


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11話 太陽光

私は今日宿泊する部屋に入った。

「ここは元々物置なんだけどね、メイドに一瞬で掃除してもらったんだ」

「一瞬でできる物なのか……?」

「うん、中には研究資料がびっしりと詰まってたからね」

私は中に入った、そして匂いは……物凄く変な匂いがした。

「ちょっと鉄臭いけど」

「大丈夫でしょ」

フェンリルちゃんは私のそばを離れずについてきていた。

「うう……」

「……ジャーキーとかいるか?ほら、いるか?」

マリーさんが出したジャーキーを子供のオオカミがパクリと食べた。

「子供いたんだ……」

「そうなんだよね」

そうして私はベッドに横たわった、フェンリルはオオカミの姿になり、私の周りはモフモフに包まれた。

(あ、これモフモフすぎて逆に快眠するやつだこれ)

そうして私は強制的に眠らされ、次の日に備えた。


「なんじゃこりゃぁぁ!?!?」

マリーさんの声でわたしは目覚めた。

「部屋中がモフのモフで……モフモフじゃないか!?」

「ん……おはよ」

「この惨状、どうしてこうなったの?」

「あー、フェンリルちゃんがオオカミの姿になって、こうなった」

「フェンリルかぁ~」

私は城の外に出ていった、すると壁に何かが生えていることに気が付いた。

「……あの時の男だ」

昨日の夜、私たちを襲ってきた男が壁に埋まっていた。

「マリーさんに言いに行くか」

私はマリーさんに壁に埋まる男の事を伝えた。

「石化したのか……」

「石になっていたけど、どうしたの?」

「ああ、どうやらああいう奴らは太陽光を受けたら石化するんだ、肌を大事にしてるんだろうな」

「太陽光……ならマリーさんは吸血鬼なのに太陽光を浴びても無事なの?」

「ん?ってア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ってなるかーい!太陽光を浴びても大丈夫な体になったんだよね~」

「今一瞬焼けてたような気がするけど」

「気のせいだよ気のせい」

そうして私とフェンリルちゃん、後は子供のオオカミは森の休憩所に向かった。

「フェンリルか……そうだったんだなぁ」

すると雨が降ってきた。

「あれ、モフモフが消えてく」

モフモフが消えていき、最終的に体が本当に細くなった。

「……あなた、そんな体型してたのね」

ますますフェンリルちゃんが犬に見えてきた……

最後まで見てくれてありがとうございます。

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