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最強おじさん異世界で休日を満喫する!〜なお、勇者は換金所である〜  作者: 涙目


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ep7 (独り)宝探し探検隊!

この物語は全てフィクションであり、実在する人物、事件とは一切関係ありません。

「あー……」


ベッドの上。

コーラ片手。

天井を見上げる。


「暇だな」


休日。


暇。


休日。


暇。


休日。


暇。


「……飽きたな」


休日に飽きた。


人類史上初である。


「うーん」


考える。


数秒後。


「そうだ」


立ち上がる。


「宝探ししよう!」


こうして世界は震撼した。



最果ての砂漠。

人類未踏破領域。

古代文明の墓場。

神代の遺産が眠る場所。


そこへ。

神速移動。


到着。


「おおおおおお!!!」


主人公大興奮。


「ロマンがあるな!」


ピラミッド発見。


巨大。

壮観。

神秘的。


主人公。


「テンション上がるぅぅぅぅ!!!」


小学生。


完全に小学生。


「入るぞぉぉぉぉ!!!」


突撃。



地下大迷宮。


古代の罠。

死の回廊。

侵入者を拒む魔導兵器。


主人公。


「おっ」


床のスイッチ。


踏む。


どがっ!!


天井から巨大岩石。


「へー」


本来即死。


主人公。


気付いてない。


頭に当たる。

岩砕ける。


終了。


「凝ってるなぁ」


違う。


殺しに来てる。



最奥。

古代王の墓。


巨大扉。

数千年誰も開けられなかった。


主人公。


「おらっ」


開く。


数千年のロマン終了。



そして。


そこにあった。


古代文明の秘宝。


浮遊核。


神代の心臓。


天空要塞制御装置。


伝説級超遺産。


主人公。


「なんだこれ」


ぽち。


押す。



世界が揺れた。


王都。


勇者。


剣聖。


賢者。


聖女。


全員青ざめる。


「何だ!?」


「超巨大魔力反応!」


「場所は!?」


賢者絶叫。


「砂漠です!!」


勇者遠い目。


「彼だな」


全員うなずく。


もう慣れた。



ゴゴゴゴゴゴゴゴ……


砂漠が割れる。

大地が裂ける。


空が光る。


そして。

現れた。


飛行島。


古代文明最大の遺産。


空飛ぶ楽園。


神話の天空都市。



主人公。


硬直。


「……」


「……」


「……」


涙目。


震える。


「うそだろ」


また震える。


「うそだろ」


三度震える。


「うそだろおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


飛び乗る。


広い。


静か。


誰もいない。


森あり。


湖あり。


畑あり。


家あり。


温泉あり。


そして。


人がいない。


超重要。


主人公。


膝をつく。


「ここが……」


声が震える。


「ここが……」


さらに震える。


「天国かぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


絶叫。



王都。


勇者達。


飛行島を見上げる。


「神話の天空都市だと……」


「伝説は本当だったのか」


「世界が変わるぞ」


「文明が進化する」


「歴史が動く」


全員興奮。



その頃。

飛行島。


主人公。


ベッド設置。


コーラ保管庫設置。


肉冷蔵庫設置。


昼寝場所確保。


「完璧だ……」


感動。


「誰も来ない……」


感動。


「静か……」


感動。


「最高……」


感動。



こうして。

世界中の英雄達が

「神代の遺産をどう活用するか」

を議論し。


王族達が

「外交問題になるぞ」

と慌て。


賢者達が

「文明革命だ!」

と叫ぶ中。


飛行島の発見者は。


ベッドの上でコーラを飲みながら。


「いやぁ……」


満面の笑みで呟いた。


「いい休日になったな」


世界の歴史を変えた男の感想が、

それだった。

お読み頂き、ありがとうございます。

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