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最強おじさん異世界で休日を満喫する!〜なお、勇者は換金所である〜  作者: 涙目


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ep13 最★終★形態(回)

この物語は全てフィクションであり、実在する人物、事件とは一切関係ありません。

「初心に帰ろう!」


帰らなくていい。


「俺は!」


拳を握る。


「世界一の!」


溜める。


「ヒキニートになる!!」


なってる。


既になってる。


王国公認。

勇者公認。

神公認。


満場一致である。


「そう、今まで俺は安住の地を探していた」


うん。


「それが!」


うん。


「間違っていた!」


違うと思う。


「作ればいいんだ!」


やめろ。


「自分で!」


やめなさい。


「自分自身の力で!」


本当にやめてください。


シュバッ!!



飛行島。


主人公帰還。


「ラ○ュタ、着!!」


危ない。


色々危ない。


「よし」


腕組み。


真顔。


完全に何か始める顔だった。


「この島に多重結界」


世界。


嫌な予感。


「各種隠蔽魔法」


世界。


もっと嫌な予感。


「自動迎撃魔法」


世界。


終わった。



王都。


賢者絶叫。


「大変です!!!」


勇者。


遠い目。


「ああ」


「彼ですね」


もう慣れた。


「飛行島全域に超広域結界!!」


「はい」


「自動迎撃術式!!」


「はい」


「隠蔽魔法!!」


「はい」


「転移阻害!!」


「はい」


「認識阻害!!」


「はい」


「神域干渉拒絶!!」


沈黙。


勇者。


「何作ってるんです?」


賢者。


震えながら答える。


「引きこもり要塞です」



飛行島。


主人公。


「ふふふ」


笑う。


危険である。


「これで誰も入れまい」


神様でも入れない。


魔王でも入れない。


勇者でも入れない。


本人以外無理。


「完璧だ」


達成感。


そして。


ベッド設置。


コーラ保管庫増設。


肉冷蔵庫増設。


ゲーム部屋増築。


温泉掘削。


「よし」


満足。



すると。


浮遊島付近の空間が揺れる。


主人公。


警戒。


誰だ。


何者だ。


侵入者か。


そして現れる。


時空神。

精霊王。

創造神。


全員集合。


神サミットである。


「頼む」


創造神が言った。


「その要塞を完成させないでくれ」


主人公。


「なんで?」


本気で分かっていない。


時空神。


頭を抱える。


「お前が引きこもったら終わるんだ」


「?」


「世界が危機になった時どうする」


「出ない」


即答。


神々。

絶望。



勇者。


飛行島の外。


ため息。


「完成しましたか」


賢者。


青ざめる。


「しました」


勇者。


「もう入れませんか」


「無理です」


「神ですら?」


「無理です」


勇者。


空を見上げる。


そして静かに呟く。


「世界最強のおじさんが」


「ついに」


「自宅警備を極めてしまったか……」



飛行島内部。


主人公。


ベッドへダイブ。


ぼよーん。


「ひゃっほぉぉぉぉぉ!!!」


誰にも聞こえない。

誰も来ない。

誰とも目が合わない。


理想郷完成。


そして世界は理解する。


魔王。

邪龍。

神。

時空。

宇宙。


そんなものより恐ろしい存在がいる。


**「休日を極めた引きこもりおじさん」**


である。

お読み頂き、ありがとうございます。

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